歩いて書いた、下仁田自然学校作成の資料あれこれ
下仁田自然学校では、開校からこれまでの間、何度も地質見学会を開いてきました。
その折、ルートに沿って地質の解説プリントを作ったりもしました。また、解説を小さなパンフにまとめたこともありました。
そんな印刷物をここに紹介しようかと思い立ちました。
そのままスキャナーで取り込むと、図も文字も、あまりぱっとしないので、作成された方々は嫌がるかもしれませんが、目をつむってください・・・
地質ポイントの説明を手に歩いてみたら、大地に書かれた「言葉」が読み取れるかもしれません。
案内プリント |
群馬の大地 より |
そういえば、下仁田地域の地質の全体像を描いた図がありました。名誉校長の野村さんが監修した本にのせられたものです。
色別に、まるっきり性格の違う地質が分布していて、ずいぶん複雑です。下仁田の地質は複雑なんだーーー
各部分の説明はこのブログの以下のページに。
https://geoharumi.blogspot.com/b/post-preview?token=1Np200kBAAA.a-OaeZq0Yobkomtmt3eJqA.6dJhXADeybkHWlMZdJVJxw&postId=905276451483144859&type=POST
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下図も地質全体図です。
色鉛筆で色塗りをしたのですが、上に紹介した図と,色が違いました。ご勘弁を。
(まだらな色塗りなのは,ひとえに私の責任です)
下の表で、だいたいいつの時代にできた岩石か、書かれてあります。
三波川結晶片岩の時代がありませんね。あれこれ言われるようで、はっきりわかりませんが、もともとの岩石はジュラ紀の海底火山の石だったりで、それが白亜紀の8000万年前とか、1億~7000万年前といった時代に変成用をうけて,変成岩になったようです。
では,ルートに沿った案内です。
最初の案内は お馴染み、青岩公園です。上図の赤い楕円付近になります。
さらに、「大北野ー岩山断層」 付近へ行って見ましょう。 この断層は 「川井の断層」 と呼ばれていますが、日本列島に延々と続く「中央構造線」の一部だと言われています。
きれいな彫り物のある諏訪神社とは川を隔てた場所に見られます。関東地方では中央構造線の見られる場所はあまりありません。ここが関東でいちばんきれいに見られる場所かもしれません。
断層の所で岩石が変わっていて、色が違ってみられます。手前は下仁田層。表面に貝化石がみつかります。 |
正面付近が断層です |
こんな解説を手に、大地の語る言葉に耳を傾けるというは、いかがでしょうか。
季節の便り
ーーー 庭先の木の花ーーーー
玄関先のヒイラギが花をつけています。近くを通りかかると、芳香にふっと振り向いてしまいます。
キンモクセイほど強くはない香で,香りも花色も奥ゆかしい。魔除けの木 です。
これはヒイラギモクセイかもしれません。庭にはよく植えられるそうですから。ヒイラギとギンモクセイの雑種で、葉のトゲトゲが少し緩やかだそうです。
ヤツデもまるい花をいっぱいにつけています。
花には,ハチやアブ(多分)が集まっています。
花の房にそっと顔をうずめると、粉っぽい香りの中に,のどかな羽音がしてきます。
日だまりののどかさを感じるころ、冬まぢかです。
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