春よこい
みなかみ町猿ヶ京に出かけた人から、便りが届きました。
「マンサクが咲いていたよ」と。
深い雪の中で、もう花が開き始めているんだ!
「まず咲く、まんずさく」 から マンサクと名付けられたとも言われる花。春の兆しを伝える花です。たわわに咲く花を、豊年満作の願いをこめてマンサクとよんだとも。
我が家の部屋では、つぼみの枝を切り取って花瓶にさしておいた園芸種のマンサクが、ずいぶん前から満開。ほんのりと香りも漂います。今では花びらが散り始めていますが、どこかのお宅のお庭でも、これから咲くのではないでしょうか。
野生のマンサクは下仁田の山では、ほとんど見かけないのではないかなあ・・・あとで詳しい人に聞いてみよう。
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庭では黄梅(オウバイ)が黄色い花をのぞかせています。子供の頃、近所の家でこの花に彩られた小さな垣根があり、寒い中でも咲いているその花をとてもすてきと思っていました。
中国北部・中部原産で、江戸時代に日本にやってきたそうです。梅と同じころ咲くのですけど、あまり知られてないかな。花に彩られて垂れ下がる枝は、地面につけば根を出し、簡単に増やすこともできます。
中国名は「迎春花」
中国の春節の頃咲き出す花、春一番に咲く花
すてきな名前をもらっています。
春節を大々的に祝う中国では、みんなに愛されているかも、などと想像しているのですがどうでしょうか。
我が家の庭では、1月25日に早々と黄色の花が1輪、顔を見せていました。
ところで春節はいつでしょうか。日本でいう旧正月です。
2014年・・・1月31日
2015年・・・2月19日
2016年・・・2月8日
毎年違う・・・・?正月なのに・・ 理由は「旧暦だから」。
春節は1月21日頃~2月20頃までを、毎年移動しているとのこと。
旧暦は月の動きが元になっているので(1か月の日数が太陽暦より少し短い)、季節とだんだんずれが生じて、調節のために時々「うるう月」が必要だったりしたのです。「13月」があるの??と聞かれそうですが、さすがに「13月」ではなくて、「うるうなんとか月」とよぶようで、「うるう7月」というのがありました。いつも7月なのかどうか、よく知りませんけど。
春節は日本でいえば旧正月、ベトナムではテト。互いの文化がつながっているのを感じます。
私くらいの年齢になると、ベトナム戦争当時の「テト攻勢」という言葉が浮かぶので、テトという言葉になじみがあったりします。
今、中国は春節の頃。政治の世界のギクシャクなんてまるで関係なく、たくさんの中国の人が日本観光に訪れていると、報道されています。中国でも大金持ちのいる格差社会がひろがっているのかもと思ったりもしますが、でも、人々の交流がたくさんできたらうれしいですね。
ギクシャクした世界情勢・・・知人に、娘がエジプトの人と結婚して、エジプトに住んでいる人がいます。今、どんなにか心配でしょう。
札幌の北星学園大学では、従軍慰安婦の記事を書いた元朝日新聞記者が講師をつとめる事に対して、卑劣な脅迫が続いています。テレビでの会見場で緊張した表情の、個人的に知っている大学関係者の姿を見ました。
他国と仲良くできる世界をみんなが願っているのに・・・・
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朝起きると、窓から東の空が見えます。明け方の空は、何ともいえずいいものです。
下は2月16日の空で、東寄りの空の少し高いところには 細い月も見えていました。
午前の3時47分に地平から東の空へとのぼりはじめた月です。
2月16日朝
1年でいちばん昼間の短いという冬至はとっくに過ぎ、夕方の頃がずいぶん明るくなってきました。でも、朝は何だかいつまでも暗かった・・・・日の出の時間は、なかなか早くならないのです。
それどころか、じつは冬至を過ぎても、日の出の時刻は遅くなり続けていたって、ご存知だったでしょうか。
最近は、やっと、日の出が早くなってきたのを実感できますが。
グラフにしてみました。
赤い点が冬至の日です。
日の出のグラフ曲線を見ると、冬至を過ぎても、いつまでも明け方が暗かったのが、何だか納得できます。
それにしても、こんな微妙でこまかいことを、昔から世界各地でそれぞれに、そこに暮らす人たちが調べ、それぞれに暦をつくり、社会をつくって来たのに、あらためて感心します。
今のような精密な観測機械があるわけでもなく、時計だってなく、簡単な道具で正確な天体観測をおこない、この複雑なうごきを記録してきた・・・・私など、こまごまとした数字を見るだけで目が回りそう。
時間を計る・カレンダーをつくるというのは、人類にとって、農業のためだったり、災害を防ぐためだったりと、実用的意味も深い重要な最先端の科学だったはずです。
もう少しするとジンチョウゲが香りはじめます。みんなが知っている春のかおり。
今のような精密な観測機械があるわけでもなく、時計だってなく、簡単な道具で正確な天体観測をおこない、この複雑なうごきを記録してきた・・・・私など、こまごまとした数字を見るだけで目が回りそう。
時間を計る・カレンダーをつくるというのは、人類にとって、農業のためだったり、災害を防ぐためだったりと、実用的意味も深い重要な最先端の科学だったはずです。
2月21日夕方
2月20日の夕方には、今度は西の空に細い月が見えていました。思いついて次の日、21日に写真を撮ったのですが、曇りがちでもあって、やっと見えるだけのぼやけた写真になっていますが。
16日には東の空に細い月が見えていましたが、よく見ると、右の写真・22日とは向きが違っています。
16日の月 月の出:午前3時49分 月の入り:14時22分
(朝には見えるけれど、当然、夕方の西の空には月は
見えませんでした)
21日の月 月の出:午前7時39分 月の入り:20時14分
(朝には見えないけれど、夕方には西の空に見えます)
夜の明かりの乏しい時代、人々は夜空をよく眺めただろうなあ。動きの変化のよく見える月は、みんなが親しんだのでしょう。
小学校の理科で月のことなど学ぶと思いますが、月の形の変化の表だけ見ていたら、わけのわからない話でしょう。
16日には東の空に細い月が見えていましたが、よく見ると、右の写真・22日とは向きが違っています。
16日の月 月の出:午前3時49分 月の入り:14時22分
(朝には見えるけれど、当然、夕方の西の空には月は
見えませんでした)
21日の月 月の出:午前7時39分 月の入り:20時14分
(朝には見えないけれど、夕方には西の空に見えます)
夜の明かりの乏しい時代、人々は夜空をよく眺めただろうなあ。動きの変化のよく見える月は、みんなが親しんだのでしょう。
小学校の理科で月のことなど学ぶと思いますが、月の形の変化の表だけ見ていたら、わけのわからない話でしょう。
それにしても、日の出日の入りの時刻等、キーを押すだけで簡単に知ることのできる時代になって、つくづく便利だなと思っているところです。
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もう少しするとジンチョウゲが香りはじめます。みんなが知っている春のかおり。
この香を「北斗の香(ほくとのか)」ともよぶのを聞いたことがあります。
ジンチョウゲが香る庭先で、夕刻、ふと空を見上げると、北天には北斗七星が、空高く美しく見えている・・
美しい言葉だと思いました。
身近な場所にも、たくさんの美しい自然があります。なんだかうれしくなります 。
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