暑くて暑くて・・・38.9℃などという日が続くと、もう、何もやりたくない・・
一方で台風で大雨の場所も。
最近は自然災害がクローズアップされてきているが、感覚的にも無理もない。
地球温暖化の言葉が頭に浮かぶ・・・
暑い日、博物館に行ってきました。
那須野が原博物館 |
下仁田自然史博物館所蔵の昆虫化石が、今,那須にある博物館に貸し出されています。
特別展「昆虫創世紀」
群馬野南牧村から長野の佐久市にかけて分布する兜岩層から産した昆虫化石は、とても保存が良いものです。それがこの昆虫展で紹介されています。
日本の昆虫化石産地3か所の化石を展示してあります |
体がたやすくバラバラになってしまう昆虫・・だから化石として残りにくい。
産地も限られています。
兜岩の昆虫化石は
日本での
「保存の良い
昆虫化石」
として選ばれて、展示されています。
触角から羽についている脈まで残っていたり。
小さな昆虫たちですから、拡大してみると、その見事さがよくわかります。
説明を追加 |
写真が悪くてすみません |
茂木伊一さんが集められたものです。
同じ教師仲間三人組で、何度も何年も化石採集に通い、集め保管されたものでした。
兜岩からはかつて大量の植物化石が産出しました。茂木さんは特に昆虫に興味を持たれて集めたとのことです。
化石産地を含む地域は国定公園に指定され、今では特別の許可がなければ、採集はできません。
かつての化石産地とみられる場所を調査しましたが、土砂に埋もれたためでしょうか、かつての産地と思われる場所もはっきりせず、化石も見つかりませんでした。
4年ほど前から昆虫化石の同定をされる方が、横浜から下仁田に通って、茂木さんの化石を調べて下さっています。おかげで、こうして発表することもできるようになりました。
茂木伊一さんはすでに亡くなられていますが、奥さんや子供さんたちも,とても喜んでおられます。
こんなパネルもたくさんあって、 昆虫進化を語ってくれます。 |
巨大トンボメガネウラの模型 |
今回の展示では海外の標本に加え、多くの博物館から貸し出された日本では名だたる昆虫化石が展示されているとのことです。
昆虫好きの人、化石好きの人にはうれしいものではないでしょうか。
この博物館は 那須の大地の生い立ちから自然、そこに住んだ人たちの歴史を展示してました。近隣の塩原には木の葉石と呼ばれる、多くの葉の化石の産出で知られる場所もあります。昆虫化石も見つかり、今回展示されています。
開拓の歴史も語ります。開拓当時の住居 |
開拓というと遠い昔のことのように思ってしまいますが、終戦後、海外からの引揚者が開拓に入り、苦闘した歴史もあります。
やせた荒れ地で作物は育たず、やがて酪農を始めた話をドラマでも見たことがあります。
今ではセレブの避暑地と皇室の那須御用邸のイメージの那須ですが、まるで違う顔見がえてきます。
那須野が原は扇状地 水を求めた戦い、それ以外にも風や石・・・ |
川が運んだ砂礫が作った扇状地。砂礫の大地は、水を地下に潜らせてしまいます。
水を求めて奮闘した地元の人の紹介もありました。
地元の高校の先生が電気探査で 水を探し当てていったそうです |
博物館も候補のひとつに加えるというのはいかがでしょう。
そういえば上野の博物館の恐竜博は盛況だとか。夏休みが終わって、学校が始まったらいってみようかな・・・
展示では北海道で発見されたむかわ竜が脚光を浴びているのでは。テレビでもずいぶん紹介されていましたし。
あの化石は町村合併の前の旧町名”穂別町””で発見されていて、合併で町名が鵡川(ムカワ)町になったものです。
穂別町のころ、魚竜化石の発見から「穂別博物館」という町の博物館もつくられていました。建物自体もアンモナイトをかたどった形をしているのでは。でも、行ったことなかった。
「穂別町」には夫の知人がいて、札幌にあった我が家にもきたこともあるし、クマやらシカの肉やらマツタケやらと、いろいろ頂きました。合併が無かったら、「ほべつ竜」になれるところだったのになあ・・・
たかが名前、されど名前です。
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