利根川では、川の砂利取りが進んでいます
我が家の近所の利根川で、大々的に工事がずっと続いています。
何の工事? 河川改修です。
まずは川原に生い茂った木々の伐採を行っていました。あちこちで作業が行われていました。
上の写真上は2019/11/11、下は2020/2/2
橋は五料橋。群馬県玉村町と伊勢崎市を結ぶ橋です
具体的な作業としては 「川の砂利をとってよそに運ぶ」 これが中心のようです。
さらに、川岸の補強で、土嚢を積んだり、岸近くにコンクリートブロックをテラスのように敷き詰めたり。
何のためにこんなことしている?
看板が立っていました。
洪水対策だそうです。
この工事は昨年2019年10月の、各地に大きな被害を与えた台風19号のあとすぐに始まりました。
各地での堤防決壊の惨状は、記憶に新しいものです。大雨・洪水の恐怖ーーー
それで、急遽「洪水を流すため」に土砂を取り去っている・・・
川は土砂を運びます。それがだんだんたまって、川底があがっていき、その結果、川が氾濫しやすくなります。
ですから、「川の浚渫をするように」と、何度も何度も言い続けてきた人たちがいます。
八ッ場ダム建設に疑問を持つ人たちも、そういい続けてきましたが、一顧だにされないままでした。ダムが洪水を防ぐ、まずはダム建設、という理屈なのでしょう。
莫大な予算をダムに投じ、河川改修にはわずかの予算ということが続いてきました。
左図は鬼怒川の例ですが、投入された金額の差に、驚きです。しかも、この鬼怒川では、2015年に大規模な水害が起きています。堤防の決壊もおきています。完成したいくつものダムは、その水害を防ぐことはできなかったわけです。
以前,以下に紹介しました。
https://geoharumi.blogspot.com/2019/10/blog-post_24.html
砂利運びのトラックの並ぶ利根川沿いの川原は,大きく育ったヤナギの木やヨシ、オギなどの草が生い茂っていた場所です。まずはそれを取り除いての土砂除去でした。この作業は10月の台風のすぐあと、11月には始まっていました。
2019年の台風19号では、完成したばかりで水のないカラッポの八ッ場ダムが大雨の水をためてくれたおかげで、利根川決壊を防いだ、東京を救ったなどというデマが流されました。私のまわりでも「八ッ場ダムのおかげで」という声をずいぶん聞いています。 玉村町では、最高水位は堤防の高さより2mほど下でした。木に絡んだゴミなどの状況から推察できます。玉村町には水位観測所があり、そのデータからもわかります。右の写真でみると、左手に利根川があり、右が堤防、真ん中を走る道路は利根川べりのサイクリングロードの一部で、台風19号では水はこのサイクリングロードまで達していました。右手の堤防の高さまではまだ余裕のあったことがわかります。このとき舗装の一部が損傷し、所々で修理していました。。
10月の台風の後、間髪入れずに河川改修? こんなにすぐに工事に取りかかったのですから、それなり計画は立てられていたのでしょう。つまりこうした河川管理の必要なことはわかっているわけでしょう。八ッ場ダムが完成したから、今度は河川改修にお金をまわす? こうしてお金の流れを絶えなくする?・・・・などと、うがったことが頭にうかぶ・・河床の砂利取りは必要な事業ですが、八ッ場ダムが完成するまでは、河川改修はやらない方針だった?
さらに、川岸の補強で、土嚢を積んだり、岸近くにコンクリートブロックをテラスのように敷き詰めたり。
2020/1/13 玉村町 五料橋より 利根川での土砂採取 遠くに見える山は赤城山 |
2020/1/13 右に見える橋は五料橋 国交省の担当事業 この工事がおわったころ、川辺におりて取り去った土砂の厚さをはかったことがありました。橋の下あたりで1.5mから1.8mありました。あとで工事現場のお兄さんと話したら、「余裕で2mあったよ」とのこと。 写真の黄色い棒は1mです。 ←右隅に写っているのは五料橋を下から見たもの |
川の一部に堤を作って、内部の土砂を掘り取っている 伊勢玉大橋より こちらは群馬県担当の工事 |
何のためにこんなことしている?
看板が立っていました。
洪水対策だそうです。
この工事は昨年2019年10月の、各地に大きな被害を与えた台風19号のあとすぐに始まりました。
各地での堤防決壊の惨状は、記憶に新しいものです。大雨・洪水の恐怖ーーー
それで、急遽「洪水を流すため」に土砂を取り去っている・・・
川は土砂を運びます。それがだんだんたまって、川底があがっていき、その結果、川が氾濫しやすくなります。
ですから、「川の浚渫をするように」と、何度も何度も言い続けてきた人たちがいます。
八ッ場ダム建設に疑問を持つ人たちも、そういい続けてきましたが、一顧だにされないままでした。ダムが洪水を防ぐ、まずはダム建設、という理屈なのでしょう。
莫大な予算をダムに投じ、河川改修にはわずかの予算ということが続いてきました。
左図は鬼怒川の例ですが、投入された金額の差に、驚きです。しかも、この鬼怒川では、2015年に大規模な水害が起きています。堤防の決壊もおきています。完成したいくつものダムは、その水害を防ぐことはできなかったわけです。
以前,以下に紹介しました。
https://geoharumi.blogspot.com/2019/10/blog-post_24.html
砂利運びのトラックの並ぶ利根川沿いの川原は,大きく育ったヤナギの木やヨシ、オギなどの草が生い茂っていた場所です。まずはそれを取り除いての土砂除去でした。この作業は10月の台風のすぐあと、11月には始まっていました。
2019年の台風19号では、完成したばかりで水のないカラッポの八ッ場ダムが大雨の水をためてくれたおかげで、利根川決壊を防いだ、東京を救ったなどというデマが流されました。私のまわりでも「八ッ場ダムのおかげで」という声をずいぶん聞いています。 玉村町では、最高水位は堤防の高さより2mほど下でした。木に絡んだゴミなどの状況から推察できます。玉村町には水位観測所があり、そのデータからもわかります。右の写真でみると、左手に利根川があり、右が堤防、真ん中を走る道路は利根川べりのサイクリングロードの一部で、台風19号では水はこのサイクリングロードまで達していました。右手の堤防の高さまではまだ余裕のあったことがわかります。このとき舗装の一部が損傷し、所々で修理していました。。
ダムの水位を下げる効果は下流に行くほど減少するわけで、八ッ場ダムのおかげで首都の大洪水が防げたというのは、どんなものでしょうか。「ダムさえあればすべて解決」と、思考停止になってはいないでしょうか。
10月の台風の後、間髪入れずに河川改修? こんなにすぐに工事に取りかかったのですから、それなり計画は立てられていたのでしょう。つまりこうした河川管理の必要なことはわかっているわけでしょう。八ッ場ダムが完成したから、今度は河川改修にお金をまわす? こうしてお金の流れを絶えなくする?・・・・などと、うがったことが頭にうかぶ・・河床の砂利取りは必要な事業ですが、八ッ場ダムが完成するまでは、河川改修はやらない方針だった?
これからの温暖化・気候変動の時代、大雨災害にも、ますます備えが必要になってくるのでしょう。
梅雨時には木々には白い花
野外植物調査をされていた方の案内に参加した折、バスの中のマイクで、「6月には白い花が目立つんですよね」と話された。言われてみれば、確かにそうなのです。
藤岡の高山付近の低い山すそを通った時、そんな言葉を思い出していました。
ちょっと紹介。山すそを通りがかった時、周囲をちょっと見てみませんか。。
じつはヤブデマリの花も咲いていたのですが、ちょっと遠くて・・・
でも、白い花が多いですね。春とちがいますね。
梅雨時には木々には白い花
野外植物調査をされていた方の案内に参加した折、バスの中のマイクで、「6月には白い花が目立つんですよね」と話された。言われてみれば、確かにそうなのです。
藤岡の高山付近の低い山すそを通った時、そんな言葉を思い出していました。
ちょっと紹介。山すそを通りがかった時、周囲をちょっと見てみませんか。。
地面に散り敷くエゴの花 |
エゴの花 |
マルバウツギ たわわにたくさん咲いていました あちらにもこちらにも |
ガマズミ 秋には赤い実が目立ちます |
オオバアサガラ 房になってきれいなのですが、木の上の方にしかなかったので 何だかよくわからない…本物はとても魅力的です。 |
庭の木にも白い花 ナツツバキ 沙羅の木とも言いますね。 お寺などにもよく見かける上品な花 |
垣根を覆う テイカカズラ |
石垣やら石の上には ユキノシタの花が |
木にからみついたマタタビも、白い葉をのぞかせて |
でも、白い花が多いですね。春とちがいますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿