照葉峡にて |
今年の紅葉は美しいと言われるのに、あまり見に行かなかった。あっという間に時は過ぎる・・
妙義山に行こう、と思っていたはずなのに。
でも、早い時期に急に思い立って照葉峡(てりはきょう)に行ったのはよかった。渓谷とそこに見られる小さな滝の連続と色づいた葉。みんな車で時折停まっては通りすぎていきましたが、私たちはしっかり歩きました。
グズグズしてないで、エイっと物事は始めるものですね
今の時期楽しむのは、イチョウを代表とする平地での身近な紅葉でしょう。きっと身近に、きれいだなという木や場所があると思いますよ。
均整の取れた円錐形に大きく育ち、秋になると葉は色を変え、落葉していきます。
これぞ「生きている化石」の代表格で、日本人が化石で見つけて名前を付けたら、中国の山奥で生きているのが見つかったという、ドラマのような話があります。
子どもの頃、父がこの枝をもらってきて差し芽をしていたのを覚えています。誰かとの思い出があると、心に深く残るものかもしれません。そんな思い出がたくさんあったら、豊かな人生なのかもしれません。
日本中あちこちに植えられたので、学校などに大きく育っています。個人の家では、ちょっと手に余る木ですね。植えても、きっとみんな切ってしまったでしょう。
メタセコイアの写真があまりにみすぼらしいので5月の頃の写真をのせます。
花の終わったオキナグサが綿毛になりかけて、5月の風にそよいでいます。
向こうの方に メタセコイアが育っています。公園ですね。
近所で自然を楽しむのには、我が家では川沿いが最適です。
高崎市を流れ下ってきた烏川の川原には、オギがいっぱい。
オギ??と言われそう。ススキと思っている人が多いでしょうね。
水の多めの所にはえているのは、ススキとちょっと違う「オギ」が多いでしょう。
少し違う種類なのです。
人の名前にも、荻原オギワラさんがいます。昔の人も、ちゃんと区別していたわけです。
世の中は心配事でいっぱいなのに、ずいぶんのんびりしたことを書いていると言われそう。
ちょっと、世の中に関わる事を。
我が家のすぐ近くの利根川では、洪水対策工事がまた始まっています。昨年大々的に土砂を掘り取った場所を、さらに掘り取っています、
最近の豪雨災害によって、こうしたことに国の予算・県の予算が投入されるようになってきているのでしょう。
利根川中流域 玉村町五料橋付近 昨年、川原に堆積した土砂を2mほども取り去ったのですが、 おなじ場所の土砂をまた撤去しています |
国交省の事業です
ここも玉村町。古い小さな堤防を、新しく作り直す工事が始まっているようです。 群馬県の事業です |
最近の豪雨と洪水被害で、各地で水害対策事業が始まっているようです。
流域全体で水害に備えると言っています。
ありがたい話です。が、利根川上流の八ッ場ダムの建設の反対運動などあるときには、
河床の土砂撤去などは一切行われてこなかったことを思わずにいられません。我が家の近くの利根川では大きな中洲も形成され、たくさんの木も生い茂っていました。生き物の生息場所にはよいのですが、河床が上がってしまうので治水対策には難点が出てきます。洪水の心配の増す場合があるわけです。バランスをとる必要があるわけです。
河床の土砂撤去や堤防の強化をと、何度も声をあげる人たちは、ずっと無視されてきました。ダムによる治水が中心とばかり、予算をほぼダムに投入していたのです。河床整備や堤防強化の方が安く迅速に工事が進むと言っても、聞く耳を持たなかったと言えます。これって、どういうこと、と言いたくなります。
今、グリーンディールという言葉があるそうです。環境関係の計画を総称したもの。
欧州グリーンディール委員会にはこんな一節もあります。
「2030年までに脱ダム化した河川を総延長2万5000㎞5に増やす」
日本も良い政策を高く掲げてほしいです。
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