2021年1月6日水曜日

コロナ禍の新年

コロナに暮れた2020年、感染急拡大で始まった2021年

年の瀬のせまったころ、厚労省が生活保護受給をよびかけたという。びっくり。今まで、窓口で追い返そうとすると、さんざん言われてきたのに。”生活保護は国民の権利です”と。いかに多くの人がこの寒空の中、困窮しているか、それを見過ごすことは、いくらなんでもできなくなっているということか。以下は朝日新聞から。

『コロナ禍で迎える初めての年末年始に生活困窮者の増加が心配されるなか、厚生労働省生活保護の積極的な利用を促す異例の呼びかけを始めた。生活保護の申請は国民の権利です」「ためらわずにご相談ください」といったメッセージをウェブサイトに掲載し、申請を促している。民間の支援団体もこれに呼応して、SNSで一斉に利用を促すメッセージを投稿する試みを25日夜に行った。

 厚労省は22日から「生活保護を申請したい方へ」と題したページを掲載し、申請を希望する人に最寄りの福祉事務所への相談を呼びかけている。「よくある誤解」として、同居していない親族に相談しなくても申請できることや住むところがない人や持ち家がある人も申請できることなどを説明。インターネット上のウェブ広告にもメッセージが表示されるようになっている。』

 いつもは生ぬるいNHKのニュースでも、正月明け、路上生活に陥っている人などをかなり力を入れて取り上げ、その窮状を伝えていた。そういった人たちは、自分が困窮者となるなど夢にも思っていなかった、どのような援助がうけられるのかも、どうすればよいかもわからない、という。 手持ち資金が数十円、1円玉いくつかといった人も。食べ物支給の列に並ぶ人たち、相談の場を作っているNPOによって、やっと寝る場を得ても、生活保護の申請はしない‥何としても自力で生活を立て直したい、離れて暮らす娘に連絡が言ったら心配する、まずは自分で立ち直って、などとつぶやく・・・・非正規で働いてきた若者も、還暦を超えた人も・・・そういえば、数年前、NHKは「ワーキングプア―」という現状を伝えていた。こうした現状に目を向け伝えようとする人たちがいるわけです。カネと時間のある人がお金を落とすことで経済を回そうといったことしか考えられない人たちとの、なんという違いだろうか。生活保護を受けるのは恥だという意識。遊んで金をせしめているとか揶揄する人もいますが、多くはこうしてまじめな気持ちの人たちでしょう。「自助」「自己責任」では、普通の人も、いつ生活できなくなるかもしれない、セイフティーネットの破れ放題の国になっているのだろうか。 新年早々、気が重い。


正月らしく、梅の花を。
神社の入り口にある梅の木は『冬至梅』という種類とかで、ほぼ例年、正月前に花がほころんでいます。
昆虫もやってきていました。
コロナウイルスも”自然の現象”、梅の花もスイセンも”自然の現象”、こうしたものに活かされている私たち。

 自然について、きちんと知ることは大切なことです。




 昨年の10月、手のひらに乗るような小さな子猫が我が家にやってきました。家のわきの草むらに、片目がつぶれたようになっていて、動こうともしません。
5日前に、14年近くも家にいた猫が死んだばかりで、まるで生まれ変わりのような・・・食べ物をあげて数日したら、元気はつらつ、飛び回っていました。今では庭の木にもタタタと登ったり。前の猫も、食べ物を求めて台所に忍び込んで、追い払っても追い払ってもやってきて、すっかり家猫になった子でした。。
 首輪をした猫が家の周囲を歩き回っていました。そのうち子猫を連れていました。子猫を3匹、我が家と同じ姿のが2匹、ちょっと模様の違うのが1匹。その子猫たち、兄弟ですね・・・すばしこくて、見かけるとさっと逃げるし・・・今は姿を見かけなくなりました。親猫は飼猫と思っていたら、もしかしたら捨てられたのかもしれない・・・実は少し前から姿を見かけていて、夏の頃、2匹の子猫の姿を見かけていましたから。猫は飼い主がいなければほぼ生き残れないと思います。写真の子はたまたまけがをして我が家に来たので生き延びたということでしょう・・・本当に,「運」としか言いようのない話。
  ユニセフの報告など見ると、世界には食べ物も足りず、医療も受けられず、おいしいものも食べることなく生活し、いえ、その前に亡くなっている子供たちがたくさんいます。コロナウイルスなど、そんな地域にはどれだけ入り込んでいるかもはっきりわかっていないのでは。

たまたま生まれた国によって、生まれた家によって、こんなにも違いが出てくる…猫ばかりじゃない・・・とにかく、我が家の猫、長生きしてほしいですね。

 猫と言っても、みんな違う。写真の子、食べるものにびっくりしています。
納豆…知り合いの家の猫が納豆を食べると聞いてびっくりしていたら、この子もよく食べる。
 0655というEテレの朝の5分番組がありますが、それにも納豆を食べる猫が出ていてびっくりしたことがあるのですが、そんな猫、いるのですね
ヨーグルト・・・酸っぱいものも好き?
カボチャ  菜っ葉のお浸し  パン  せんべいも食べますね
  ケーキの類も、食べているとかぎつけて、うるさく寄ってくる。

前の猫はこういうの食べなかったなあ。
たかが猫、でも、それぞれ違う。人だって違うの当たり前、と、妙に納得しました。

今年、何とか良い年になりますように。


2 件のコメント:

  1. 『 あけましておめでとうございます
    新型コロナウイルスの感染症が蔓延していますが、いかがお過ごしで
    しょうか。我が家では今のところ普段と変わりなく過ごしています。
    鶴岡の別宅にあった出来事から知った、最近気になっていることがあ
    ります。風力発電や太陽光発電の利用を進める再生可能エネルギー計
    画です。問題はこれが日本のあちこちで大規模に進められていること
    です。山野を広域にわたって削り取れば、自然環境の破壊をともない
    ます。また時に土地文化の破壊をもひき起こすでしょう。自然に優し
    いエネルギーをといいながら大規模に行えば、それは自然にも人にも
    優しくない本末転倒の事業になります。さらに鶴岡では外国資本がそ
    のバックにありました。近くでは兵庫県北部でも起きています。住民
    への丁寧な対応・説明もほとんどなく、気が付けば工事が始まってい
    たということが多々あるのです。そのやり方は原発誘致の時と酷似し
    ています。お住いの地域は大丈夫でしょうか。 そんなこんなですが
    本年もどうぞよろしくお願いいたします。』
    は年賀状に添えた文章です。文章の上には八ヶ岳の朝の写真を載せていたのですが、これは添付することは無理なようでした。その八ヶ岳山麓では太陽光発電による大規模な自然破壊に住民による反対運動が起きました。二酸化炭素を減らすという姿勢を国際社会への見せたいのでしょうけれど、こんなことがあちらこちらで起きています。群馬県も気をつけた方がよいです。大資本を潤すだけの政策はもうやめてほしいものです。地域には何が良いのかを議論してほしいです。その時はちゃんと地質屋さんも入れて欲しいですね。
     新年早々から気の滅入る気持ちにさせてしまいました。個人としては昨年は自伝的青春小説の自家製本を五分冊仕上げることができました。今年も何か良い区切りのできる年になればと思います。野道山道さんにとっても良い年になりますように。

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  2. 素敵な新年のご挨拶を、ありがとうございました。
    群馬も大規模な太陽光発電、ありますよ。みなかみ町の大峰山の斜面など、びっくりするほど規模の大きいのができています。発電に好条件の場所が里山に広がています。とにかく儲け優先の人たちがたくさんいるのを頭に入れて、物事を考えねば。資本はどこかな?
    自然はナメてはいけないものです。ちゃんと科学的思考のできる人にが増えなければ。少なくとも国のリーダーは、そういう人でなくてはね。専門家の言うことは聞かない、科学者をバカにしているのでは、コロに対応できません。愚痴がでますね。

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