2014年12月21日日曜日

その5の続き 宮室 (下)

宮室の地層の解説の続きです 
 
羽状割れ目過去に力が加わってできた岩石中のひび割れで、白い方解石が割れ目を埋めています。力の加わり方で、この模様の形が決まってくるといいます。
以前、以下のページで解説を書きました。http://geoharumi.blogspot.jp/2013/12/blog-post_21.html



羽状割れ目です
 
   次は流痕生痕です。地層の裏面にデコボコとみえています
  以前に解説を載せました。じつはこれも地層の逆転の証拠になったりします。
   http://geoharumi.blogspot.jp/2014/01/blog-post_30.html




写真の模様は地層の底面にできます。靴底のように飛び出した模様・・・底にあるはずの、下向きの面にあるはずの模様が上を向いて飛び出している・・・靴底が空を向いているようなもので、地層がひっくりっかえっている証拠になります。




 宮室から川を上流に向かうと地層は逆転した地域となります。下流に下ると、逆転していない地域になります。

では、下流では平らにつもった整然とした地層がみられれるというと、そんなことはありません。傾いたり、曲がったり。どうやら大地は、ブロック状になって切れて、ガタガタと変形しているようです。
下の2枚の写真をごらん下さい。



宮室の万年橋のすぐ下流、地層がほとんど立っている

大桑原の褶曲 地層が大きく曲がって横倒しになっている
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最後に、この地域の解説を
 
輝緑凝灰岩は 今では緑色岩、あるいは 玄武岩質火山噴出物などとよばれたりしています

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