それぞれの新しい年。 テレビで見る難民の姿を、砲弾の飛び交う地での緊迫した表情を、「この人たちと同じ空気を呼吸している」と、しかし「今この同じ時に」と、現実というのが信じられない思いでもありました。
私の世代にはよく知られたギターの名曲「禁じられた遊び」、それは映画の中の曲ですが、ずいぶん昔に見たその映画のなか、歩み続ける避難民の列の姿が、歴史の中から再び浮かび上がってくるような錯覚を覚えます・・・・生まれた場所の違いで、これほどまでに違う人生を歩まねばならないとは・・いつまでも他人事と思っていてはいけないはず。
こちらでは暖かく穏やかな日差しの新年でした。
早咲きの梅がちらほら。花の近くに寄れば梅の香も。
この梅は12月末の冬至のころに咲く年もあり、「冬至梅」と呼ばれます。今年は1月7日に花を見ました。
早咲きの紅梅は、すでにたくさんの花。
霜の当たらないところでは
水仙もサザンカも、ヤブツバキも花をつけていますが、やはり
新年には梅が似合いますね。
この便り、いつから書き始めたのだっけと見たら、2013年9月からでした。
下仁田がジオパークになったということで、地質の勉強をしたことのない地元の方々が解説したりする時、少しでもお役に立てたらと、始めたものでした。
回数も重ねたので、最近は下仁田とはかかわりのない所の内容も増えました。実際に野外に出かけたり調べたりしないと、なかなか書けないものなのですが、それほど下仁田地域を歩くこともできない・・・ということで、これからは、あれこれの場所、あれこれの話題を書こうかと。
というわけで、題目も、「下仁田ジオパーク地学講座」ではなくて、「野道 山道」にしてみました。
書く回数も減るかもしれませんが、お伝えすることをたくさん見つけたい、と思います。大地の話をなるべく多くして。何といっても、自然はゆたかです。
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たまたま目にした新聞記事で、中学生の言葉が載っていました。
目をパッチリ開き、わくわくした思いをいだく少女の、こういった柔らかな感性、文化を紡いでくれた先人への感謝の気持ち、いいなあ。 以下にこの子の言葉をのせます。
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”不思議いっぱい”
「何でも考えてみると不思議なことばかりだと思いました。何気なく学んでいるけど、それを考えついた人って、すごい努力をしたり、すごく大変だったのではないかと思いました。感謝感謝」
「考えてみれば学校の勉強ってこんな不思議なことをたくさん勉強するってことなんだよなあ。
世の中の不思議なこと、昔の人たちが頭を悩ませて、考えて、考えて、見つけ出した不思議をたくさん集めて学校で教えてるってことなんだ。人類の文化遺産をぐーっと凝縮して、コンパクトにそのエキスを教えているのが学校だと思うなあ」
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たった1日の授業からでも、数学の式の、複雑に見えたものをシンプルに表現する美しさに驚き、消化の学習からいろいろなものが自分の体に入っている、人の体ってすごい、不思議、と感じ、それを日記に書いたりしているのです。その感性に、こちらこそわくわくします。しばらく忘れていた楽しさです。
学校の勉強というと、無味乾燥だったり、テストに追われたり、そんな話ばかりが伝わってきます。でも、本当はこの中学生が感じとったもののはず。大人たちは、そのための手助けをしなくては。
以前、あまり学習成績の芳しくない子に聞いたことがあります。
「小学校からの勉強で、できなかったことが何かできたとき、わかったとき ”わあ~、うれしい” と思ったことない?」
即座に 「ない」。
うれしかった、楽しかった経験を積んで、人は成長するものでしょう。大人でも、子供でも。これこそ財産。子供は特にその影響が大きいでしょう。誰でも、お金をかけることもなく、そうした財産を増やすことのお手伝いをできるかもしれない。。
ですが、お金はいらないといっているわけではありません。
昨年末、「給付型奨学金を始める。年額70億円程度」という報道を聞いて、えーっと・・・
給付型とは返済しなくていい奨学金のこと。今は、奨学金とは名ばかりで、利子の付く、実質は教育ローンが多い時代です。「奨学金」の言葉に騙され、数百万円にものぼる多額の借金を背負い、卒業後の返済ができず(正規雇用になれない子も多い)、窮地に陥っている若者が多数出ている・・・・(ローンとよべば、借りることにも、もう少し警戒するのに)。授業料だって、かつてと比べたら、ものすごく高額ですよね・・・豊かな国になったはずなのに・・
億単位の金については、額が多すぎてイメージがわかなかったのですが、昨年、八ッ場ダム工事で720億円増額がいとも簡単に決まったのを聞いて、
「必要とも思えないコンクリートの塊に720億円、将来を作る教育に70億円!!?」
と思ったものでした。
もう少し詳しいのを見たら、18年度で72億円の予算(初年度は1学年での実施)、4年制大学全体にいきわたるのが21年度で220億円の予定とか。その予算も、教育関連とかから削って捻出するような話もあるような・・・・はて、どうなっていくのか・・とにかく、教育に対する政府の公的支援は世界的には最低水準、教育費は個人が負担するもので、社会が負担するものとはあまりみなされていない国なのです。無料の国もあるのに・・・これじゃ感謝の気持ちもわきませんね。
一方で、初等教育も受けられない子供たちが世界にたくさんいる・・・
お金の使い方、大事ですよね・・・
庭に来る鳥 鶏ではないけれど 今年は酉年
正月前に買い込んだみかんの箱を開けたら、いくつも傷んでいる・・・1週間も開けずにおいたのが悪かった。
とてもおいしいミカンで、悔しい!
取り除いたミカンは・・
そうだ,鳥にあげよう
庭に放り出していたら、2日ほどしたとき、たくさんの鳥が目の前に。
地味で声も美声とはいいがたく、人気もどうかという鳥・ヒヨドリが群がっている。50羽はくだらないと思う。
これだけいると、ちょっと目を引きます。
ミカンはあっという間になくなりました。
昨日はオナガが10羽以上。
かわいい小鳥のジョウビタキも毎年やってきています。先日はメジロが2羽。
少し前にはアオゲラも。めったにみないけど。コゲラもアカゲラも見たことあり。
最後の3つ、これみんなキツツキの仲間。
写真もなくて名前を並べても、ばかばかしいだけですよね。ごめんなさい。
でも、皆さん、身近な場所で、ちょっと自然を楽しんでみませんか
「心が癒される」ということば、最近よく聞く言葉です。癒されます。
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