カタクリの花を見に行ってきました。
我が家の近所でソメイヨシノがちらほら咲くころが、この場所のカタクリの見頃。
場所は吉井町小串で、カタクリの咲く所としては、わが家から一番近く、約18㎞の場所です。ちなみに、高崎駅からならもっと近い距離です。(見に行ったのは4月4日で、例年より遅めの満開、たいていは3月末)
新潟や東北、北海道の方から「カタクリなんて珍しくもない」と言われそう。
でも、酷暑の夏の関東の平野で、カタクリが育つのは、なかなか難しい。
以前にも書いたのですが、条件を書いてみますね。
①夏に地面の温度が22℃より高くならない
そのためには
②北斜面
③土がいつも地下水で湿っているようなところ。水の蒸発で地温が下がります。
どんな場所かというと
・段丘崖 ・地すべり地 ・小さな扇状地のような場所
ちなみに、ここは段丘崖です。かなり立派な崖です。
月並みと言われそうですが、でも、素直に、きれいだなあと思える場所だったので
紹介します。カメラを抱えた人がウロウロという場所、もっときれいな写真ないの、と言われそうですが・・
段丘崖を上ると、畑が広がり、古くからの集落があります。里山の雰囲気。
大きなしだれ桜が満開でした。後ろに持ち主の農家の家が見えます。
畑仕事をしている人にお聞きしたら、60年ほど前に台風で折れ、そのあとまた育ったのだそうです。
ここは上信越高速道の脇になるような場所です。でも高速道路を走る人には見えないんだ。ほとんど見る人もいないのでは…もったいない・・花にとっては、「そんなこと関係ない」かな。
向きを変えて見てみました。
さらに、コブシや馬酔木も植えられていて、柔らかな里山風景を作っていました。
畑のヘリ、段丘面が終わって沢になる付近の藪の中にも、大きな桜の木が咲いていました。
里山風景を堪能した気分で、ちょっと紹介してみました。
スミレなどの里の花もちらほら咲きだした、春の風景です。
これも花 アカシデという木の花 |
ここではソメイヨシノはまだちらほら咲き始めです。桜はソメイヨシノばかりではないわけです。
ところで最近、ソメイヨシノの枝がばっさり切られている場所が目につきます。枝が横に張って、しだれ気味なのが邪魔で、特に街路樹に植えられたものでは、迷惑に。
群馬県庁から利根川沿いに走る、通称国体道路もずっと桜並木ですが、最近はかなり短く刈り込まれています。玉村町にも桜並木があって「さくらまつり」を大々的にやっていましたが、枝をばっさり切って、お祭りもやめました。住宅街近くや工場内、お墓の木も枝が短く切られ、以前の見事な花の姿を知っていると、物足りない…毛虫もつくし、しかたないのか・・
最近は、枝が横に伸びたり垂れ下がったりしない品種が好んで植えられるようになってきているとか。ソメイヨシノの寿命は、木にしては短命で50年ほどだとか。全国にたくさん植えられた木が、そろそろ老木になってきています。たくさんの種類があるという園芸種の桜、やがて町中の桜の姿が変わってくるのかもしれないなあ。
<最近の里山風景いろいろ>
庚申の文字の書かれた石があちこちに。
風情ありますが、このすぐ脇は、ゴルフ場。 大規模太陽光発電も、あちこちに。
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