2020年4月11日土曜日

里山は緑と春の花いっぱいなのですが





あなたは手洗いできますか?

コロナウイルス、感染者の増加に心配は尽きません。
手を洗えない人たちが世界にはたくさんいる、と前回書きました。
以下はユニセフの警告・・私たちの世界は、「実はまだこんな状態なのだ」と思い知る。

  • 30億人がせっけんで手を洗えず(世界人口の4割に当たる)
     コロナウイルス感染防止のための最も安価・基本的なことすらできない   
        現在の世界の人口は76億人、ちなみに1960年の世界人口は30億人       
              私が生まれたときから、世界人国は,なんと3倍ほども増えている。 
  •  世界の学校の47%にせっけんのある手洗い施設がない      
         (生徒は9億人)
       サハラ砂漠以南のアフリカの都市部では63%
       中央・南アジアの都市部で22%

   この場所で、子供たちはどんな生活をしているのでしょうか
   こんな世界、変えたい



野山は春なのですが
 ウイルスを抑えるには、とにかく出歩かないこと。
 東京のような都市部では公共交通機関に乗るのにもためらいが・・・
 
群馬では公共交通機関の利用は大変不便で、多くの人が車を持って乗っている状態。
仕事に通うにもマイカーが必要という世界です。
 (高齢者の免許返上は、生活の足のなくなることを意味するのではありますが)。

 そんなわけでしょうか、新聞にも、人のあまり行かないような場所の桜の紹介がのっていました。どうせ車で移動するし、現地でも首都圏のように人がたくさん集まるほどではなく、ストレス発散の意味もあるし、見に行ってもいいだろうということでしょう。



 春の花の調査もあって、お年寄しか住んでいないといった里山的場所に出かけました。野生の植物には絶滅しそうなものがたくさんあり、その調査を全国で県単位で行っています。そのお手伝いです。
 早春に咲き、木々の葉が繁るころには姿を消す植物たちがいます。今しか調べられないのです。美しい花も多く、春の妖精・スプリングエフェメラルと呼ばれる植物たちです。
カタクリ、ニリンソウ(写真の花)もそのなかまになります。






ほとんど人に会わない場所なら、マイカーでの出歩きはかまわないでしょう‥というわけですが、
東京方面で、外出自粛の方々には、ちょっと申しわけないです。





 今はお年寄しか住んでいないといったこうした集落、例えば急斜面山の上のこの場所は、かつては峠越えの中継地点だったりしたわけでしょう。木材や炭も売れ、生活の成り立つ場であったわけです。
 坂道の上り下りも自給自足も、楽になれた今の私たちにはできないような苦労を伴なうものだったでしょう。



桜の咲くころの里山が大好きです。
坂道を登っていったら、急に、花盛りの集落が目に飛び込んできたりすると、桃源郷に迷い込んだような気がしてきたものです。







 
 桜の咲くころ、こういった地域はサクラ、ハナモモ、水仙、ツツジなどに彩られます。
自然の花ばかりでなく、人の手で手入れされた花・木々も花盛りで、美しいのです。

地元の皆さん、よく手入れをされているのです。

 







だんだん廃屋が増えて、手入れのされていない所も増えているように思います。
集落に住んでいるのは3軒、お年寄3人だけと言っている人もいました。



木々の芽吹きが山を薄緑に霞ませるころ、こうしたところを訪ねてほしいです。













でも、今年はダメなのですね。
写真でちょっと味わっていただけましたら。

ごく普通の田舎の山道の
道端の光景です。






















2 件のコメント:

  1. 少し前になりますが、本宿の資料を捜していてこのブログを見ました。かっての知人です。虚実を織り交ぜての自分史を書いていた時のことです。結局は大青春小説だねと知人に言われるようなものになってしまいましたが、五年ほどもかかってやっと校了しました。本宿のところで参考にさせてもらったので、その連絡です。山には山のお花畑が広がりこれからは緑の美しい季節です。また立ち寄らせてもらいます。

    返信削除
    返信
    1. 何かお役に立てたとのこと、うれしく思います。私は平坦地で育ちましたが、それほど遠くない所に、こうした里山があります。花も美しく、生き物の気配もして、危険なところもあまりなく、何だかほっとします。「ムササビが桜の枝を食べてねえ」などと話す人にも会いました。これからこうした地域がどうなっていくか・・・返信が遅くなって、今頃書いています。

      削除