花瓶代わりにタケノコの節を |
タケノコを食用にもらいました。食べるにはちょっと硬いという部分は,節でスパッと切り、水を入れ,小さなあじさいをさしました。
お皿に載せて、いかがでしょう。
タケノコを切る時のあの感触も,なかなかいいものです。
先日は群馬の伊勢崎・前橋地域で突風。激烈な下降気流のダウンバーストだったのではと、ニュースでは伝えていました。飛行機事故の原因として名前を知ることになったダウンバーストが身近でも起こったわけです。その日のトップニュースでした。我が家は川を渡れば伊勢崎市、細い木が折れるのではと思うほどの強風が一時吹きました。
次の日は浅間山の噴火。これもトップニュースになりました。
昔は、この灰が今住んでいるこの地域にも降ってきたこともありました。
キバネツノトンボ、産卵中 |
注意報 火山 突風 独裁者
朝日新聞川柳欄より
春から夏は生き物の活動が活発で、少し教えてもらえれば、すぐ身近なところでも様々なものが目にとまります。「身近な自然観察」で、少し心が豊かになれるような気がします。
先日、目の前をビューンと飛んでいった虫が、草の茎に止まった、と思ったら、産卵をはじめました。名前を調べてくれた人がいて,「キバネツノトンボ」。ウスバカゲロウ(幼虫はアリジゴク)に近い仲間で、群馬県では準絶滅危惧種にリストアップされていました。見たのは水上町ですが、温泉街のすぐ裏の空き地でした。
遠くに行かなくても,身近な草むらでも,川原でも、様々な自然観察ができます。
シダの前葉体の話を書いたとき,「どこかで見られないかなあ」と、聞かれたときがありました。
私は,昔、胞子をまいて前葉体を育てたものです。ハート型の小さな緑のコケのようなものがはえてきます。学校の理科の教科書に出てくるものなので、学校なら、できれば生徒にも見せてあげられたら、と思います。
シダの前葉体の育て方
必要なもの・・・・水苔、素焼の植木鉢、水槽、シャーレなど 、シダの胞子
簡単に言えば、「胞子を水苔にまいて、乾かないように,カビが生えないように置いておく」ということです。
①水苔をぐつぐつ煮ます。水苔が生きかえらないように。また滅菌のために。一緒に植木鉢も熱湯消毒のために煮た方がいいです。
②植木鉢に水苔を詰めて、そこに胞子を蒔きます。ほんのちょっとだけ。「指でつまんで」などとしたら多すぎて、生えてきた前葉体が過密状態で、ハートではなくて,リボン状になってしまいます。紙片にちょっとくっつけて、紙をポンッとたたいて落とす程度でOK。
③右上図のようにして置いておく,ということですが,これだと乾きやすいので、右のように,水槽に入れてそのまま直射日光の当たらないところで放っておくのが簡単。学校なら、図のように、理科実験用具のシャーレを斜めにしてかぶせておくと、湿度が保てます。
と、書きましたが、これを読んで、実行できる人はあまりいないでしょうね。まず、何といっても、「胞子はどこで手に入れるの?」
アジアンタム |
ここで、救世主。いつでも胞子を着けていて、あちこちのお店で売っているシダがあるのです。
アジアンタムといって、家においている方もいるかも。
写真でごらんになったら,おわかりになる方もいらっしゃるかと思います。
このシダの葉っぱを取って裏がえせば、いつでも茶色の胞子嚢がついています。これを,水苔の上でぽんぽんとたたけば,胞子が落ちるというわけです。
④蒔く時期
梅雨時が良かったかのではと思います。ちょっと遅い時期や早い時期に蒔いたりして,はえなかった経験があります。だいぶ以前のことなので、また、札幌在住のころのことなので、気候条件が違い、少々あやふやで、申し訳ありません。
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いままでこのブログをお読みいただいて、ほんとうにありがとうございました。
朝早く目が覚めると、こんな光景を見ることもあります |
下仁田を調査したこともなく、詳しく歩いたこともない私が書くのもおこがましいとは思いましたが、多少はお役に立てたでしょうか。多くの人、特に自然学校運営顧問の方々には,資料を たくさんいただき、たくさん教えていただきました 。私の知識理解不足から、「こいつ、何書いてんだ。ろくにわかってないなあ」などと思われた方もいらっしゃるかもしれないなあ、とは思っています。
砥石を掘った方の話を聞きたい、鍾乳洞にも行ってみたいなど、まだまだ書くことはあるかと思います。あまり紹介していない地域もあります。植物等については、もっと見たい・・と思うところ。夏には陸生ホタルのクロマドボタルもたくさん光るこんな地域には、それなりの楽しみもあります。ですが、手持ちの資料では,詳しく紹介ができない部分になってきています。これからまた、皆さんに教わり、現地に行き、資料を集められたら、また新たに紹介文を追加していけるかと思う次第です。追加できるように、努力していきたいと思っているところです。
地質にはいろいろ異なる意見があったり、使っている用語が変わってきていたりで、わかりにくく感じるときもあります。でも、考えて見たら、それは「まだまだわからないことが足元にたくさんころがっている世界」だからといえます。そう思うと、ちょっと楽しくなります。
地質に関心を持つ方には、見るべき地質現象の宝庫に見える下仁田、あるいは植物も豊富な下仁田、ぜひ足を運んで見てください。地質は、ただ見ても、「なんだ、石っころの話か」などと言われたりすることがあります。解説者の話を聞く機会を持たれるのもいいことかと思います。見えなかったものが見えてきます。
そんなわけで、一応、このブログ、解説は休止します。お読みいただいた方には、深く感謝申し上げます。