道ばたの実
秋らしい日、不順な天候が多かったので,晴れるとうれしい。近所を小一時間もあるいたら、いろいろな実が目につきました。
庭先の柿はなかなかいい光景ですが、今回は野のものを紹介。ちょっと地味ですが。
つるのもの
気に入ったのは 灌木に絡みついたアオツヅラフジ 右の写真です。
そこで一枝採ってきて、花瓶に飾りました。
よく目にするのは ヘクソカズラ
どうしてそんな名前つけたのと、いつもいわれます。花もなかなかきれいだし、実も よく見ると味わいあるのに。
お地蔵さんの周りを囲っているのは ヘクソカズラの実です。
ヘクソカズラ |
絵手紙は小林生子さん
この絵、もう20年も前のものだったかなあ・・
ノブドウ |
高尾山にトンネルを掘るという圏央道の計画に反対し裁判が起こされましたが、そのおり、支援団体の作った絵葉書の絵です。高尾山はミシュラン日本編旅行ガイドで、富士山と並んで三ツ星をいただいたと、このとき広く知られました。今、トンネルは開通してますが・・・
いかにも自然が好きな人たちらしい、小さな自然を切り取って描いた、植物などの絵がありました。
どこにでもあるノブドウ。ノブドウの実には虫が卵を産んで、多くの実が虫こぶ状態だと聞きますが、はて、どれが虫こぶか・・・青や黄色がかった実は全部虫こぶだと書いてあったりしますが、卵を産みつける昆虫の名前も、本によって多少違ったりで、本当にわかっているのかなあ・・
ある家具屋さん、店内の一輪挿しにいつも小さな野の花がいけてあり、見るのが楽しみという文章を読んだことがあります。たしかノブドウが載っていたような記憶。私も野の花を一輪挿しに・・と思いつつ、なかなか実行できていない。
くっつき虫
憎き くっつき虫 センダングサ |
「たかりもん」と呼んでいましたが、くっつき虫のほうがポピュラーかな。これ、空き地にいっぱいですね。
この仲間にもいくつか種類があります。
センダングサ・コセンダングサ・コバノセンダングサ・アメリカセンダングサ その他変種のシロノセンダングサ・コシロノセンダングサ 等。
ちょっと調べたら、知ったかぶりできるかも
オオオナモミ ➡
見かけなかったので、借り物の写真ですが。
これからマジックテープを考えついたという、自然の仕組み・知恵の利用の一つとして、有名。
他にもくっつき虫はいろいろあります。あまりありがたくない者たち。外来種も多い。でも、身近ですね。
ひらひら風に舞う
小枝? いいえ、これが風に舞って、種子を運びます。よーく見ると、葉っぱの付け根に小さな種子がついています。
ケヤキの種子です。
ちょっと地味ですが、今頃たくさん落ちているし、木にも、こんなのが下がっています。
下はアオギリの実。風に乗ってフワフワ。
昔は比較的見かけ、我が家の敷地の隅にもありました。
広島で被爆したアオギリに実った種から増やされ、「被ばくアオギリⅡ世」として、各地で植えられているということです。安中でも植樹されたと、新聞で見たことありました。木は右写真のように大きくなります。実がついています。茶色い部分です。
カエデは2枚ばねのプロペラで「飛ぶと思っている人が多いかもしれません。
左のように、1枚でひらひらクルクル飛びます。
山にあるメグスリノキの種子は大きいですね、
とりに行きたい、などと思うのですが、また今年もそのままかな・・
ムクロジ |
面白い実を一つ
お寺や神社などに植えられているムクロジの実。きれいで、つい拾いたくなります。中の黒い種子がカラカラ音を立てます。ペットボトルに水を入れ、この黄色い皮を入れて振ると、見事に泡立ちます。せっけんの代用です。これで衣服を洗うと、子供が清潔になって病気にかからないから無患子と書くとか・・・俗説かな?
そろそろ、実のシーズンも終わりです。
群馬では野生のものは無く、人が植えたものになります。
そうそう、ムクロジの中にはいっている実、羽根つきの羽の刺さった丸い部分に使いました。絵手紙では白くなっているので、これを黒くして、説明に使おうかな。
次は
やがて風に乗っていく小さな粒、袋の中で、今成熟中。言わずと知れたスギの花。
左が花粉の袋…これが雄花。右の写真のまん中あたりの少し膨れたのが雌花かな・・・・ これがやがてスギの実になります。松ぼっくりみたいなものですね。中に種子が入っています。
花粉症の人、今ならまだ花粉大丈夫ですから、憎き相手を
まじまじとご覧あれ。
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なんだか図鑑解説のようになってしまいました。とりあえず、近所の道端付近にあるものです。 以前に紹介したものも、あったかも。
最後は絵手紙で、秋の気分を。絵手紙は小林生子さん
だいぶ前の絵で、書いた本人には申し訳ないのですが。