2019年12月24日火曜日

年の暮れに咲く花



もうじき新年ですね
自然災害の多い昨今、温暖化をひしひしと感じます。
寒い寒いと言いつつも、子どものころと比べて、冬がずいぶん暖かい。
子どものころと同じ町に住んでいるので、違いを具体的にもあげられます。
ちなみに住んでいるのは群馬県の平野部、川向こうは埼玉県です。JR高崎線の新町駅までそれほど遠くない場所です。

気候の違いの証拠をあげてみます。
  •  昔はつららが下がったなあ‥‥今、つららなんて見たこともない
  • お正月に飾った庭のスイセンの花・・・放っておくと寒さで凍って、茎が折れてしまうので、いつも稲わらで覆ったものです。まったく同じ場所の同じ品種のスイセンが、今は何もしなくてもきれいに咲いている。
前橋の人からは、庭で実ったミカンをいただきました。甘くおいしい・・子供のころミカンも植えてあったが、むしろなどで覆って、やっと生きのびている雰囲気で、酸っぱいミカンがなったものです。とはいえ、ミカンの品種改良も進んでいるでしょうし、単純比較はできませんが。 
 「気候変動」というと他人事のようですが、台風・豪雨などの災害がわがことになってきた今年でした。

ところで、今頃、どんな花が咲いていますか?
 え~っと・・・サザンカと‥あとは・・といったところでしょうか。
 でも、野の花も含めて、よく見ると、咲いているのですよ。
散歩がてら,目をとめてみませんか。
我が家の庭にあるものを紹介します。

     左は 冬咲クレマチス。 
 本当に冬咲くのです。何も手入れしていなくても。
今年、さし芽をして増やして庭に植えておいたのですが、草に埋もれてしまい・・・今度こそ増やして、欲しい人いあげようか、と思っているところです。

右はビワの花
 秋から冬に咲くのです。ビッシリと繁った葉と花は,陽だまりになってになってハチがぶんぶんやってきて,かすかな香りが漂います。
                         

鳥が落としていったフンからは、マンリョウが育っています。
子どもの頃はマンリョウなんてこの地域にあったかなあ?竹藪にヤブコウジはあったけれど。赤い実が数個つく、かわいいものでした。
40年も昔ですが、秋の神戸の丘陵を歩いていて、マンリョウが自然に育っているのをみて、「マンリョウって、こんなところで育つんだ」などと思ったのを覚えています。

スイセンは、早咲き種が咲いています。いい香が漂います。
いかにもスイセ。ンという日本スイセンは、今つぼみがたくさん立ち上がってきています。お正月には部屋に飾れます

ロウバイもつぼみを切って家の中に置けば、黄色い花を開き、芳香が漂います。



どうぞ、身近な花にも目をとめてみてください。
 よいお年を、という時期になりました。時のたつ速さを感じるこの頃です。



2019年12月19日木曜日

オルガニート オルゴール 

珍しい楽器にふれてみました。
ギターのような・・それともマンドリン?  
いや、丸い形って、バンジョーっていう楽器があったかな?  
 いいえ、よく見ると弦がない!!?
 
名前は
 オルガニート オルゴール

 ついているハンドルを回すと、オルゴールのような音色がこぼれます。まわしながら歌を歌うと、ちょっと気分がいい。

 もともとオルガニートという製品があって、それに新たにボックスを設計し組み合わせたものとか。
 つまり、この楽器を持ってきてくれた
山田幸男さん考案のオリジナル楽器。
今、全国で24台しかない、とか。

 ギターが趣味の山田さん、ライブでオルガニートオルゴールに出会い、いい音色だなあ、と。「ギターのボックスに付けたらもっと良い音が出るのでは」と。思いついたら即実行。あれこれ工夫。
定年退職後ということでしょうか、空き家になっている下仁田町の実家を工房にして、これから制作に本腰を入れるようです。

 ハンドルを回すと、紙が送られて音楽が流れます。
まわす手をとめると、曲も止まる…楽器なんて触ったこともない人が、演奏しながら歌う気分を味わえる、というわけ。
「回すだけで誰でも弾ける。特に高齢者施設や病院で楽器の癒しやリハビリで活用してもらえたら」とは山田さんのお話。

 広島のある施設から問合せがあって楽器を送ったところ、感謝の声が届いたそうです。どんな施設かも知らずに送ったのですが、そこは重度しょうがい者施設、まったく目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、手足がなかったりといった様々な人が入所している場だったそうです。そういった方のお腹の上にこの楽器を載せて曲を弾くと、その振動が体に伝わり、その刺激をとても喜んでいたと。音は聞こえなくても、楽しさを伝えられたわけです。
  いい話ですね。 多くの人に喜んでほしいです。
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ところで、この楽器の写真、ネコちゃんの顔のまわりに、穴のあいた紙テープのようなものが・・・これ、昔どこかで見たような・・昔の計算機? 織物の機械・・・?

 じつはこの楽器、この紙テープを取り換えると、いろいろ違った曲を演奏できるのです。紙テープはその命令を出すパンチカードとのこと。
パンチカード?? コンピューターの発達で忘れ去られていますが、
初期のコンピューターでも使っていたのではないかな…アニメなどで科学者が紙テープを読んでいるようなところ、あったような気もする。


 紹介のチラシを載せます。

今後は材料に、下仁田産の間伐材の使用も検討しているといいます。
広まってほしいですね。


 




2019年12月10日火曜日

クマだな 今年はたくさん

クマだな

野生動物の出没がニュースをにぎわせています。

今年の実りは少なそう。クリの実は見けなかったし、ドングリもみかけない・・
先日出かけたみなかみ町の大峰山では、大きなミズナラの木にたくさんのクマ棚が。
木の下には足の踏み場のないほど折られた枝が落ちていた。もっと小さなミズナラの木も枝はバキバキ折られていた・・・
植林された杉の木の皮ははがされ(くまはぎ)、
 ところどころに残る雪には熊の足跡が。   
   残念ながら、どれも写真を撮っていなかった・・・何ということか・・・
   ちょっとした作業に気をとられてはいたのですが・・・・

仕方ないので、11月初旬の同じ場所の写真を載せます。まだ葉が残るなか、折られた枝の熊だながたくさん、この時、木に絡まっていたクマだなが13個。木の下にも、ひし折られた枝がたくさん落ちていました。  
11月2日 ミズナラには枯れたような塊
クマがへし折った枝、クマだなです。

12月には葉も落ちて、たくさんのクマだなが枝に見え、下は足の踏み場もなく枝が。
枯れたような塊「熊だな」が
たくさんありました。

12月より写真映えしないなあ・・・・
12月の写真の無いのが、
 返す返すも残念!!



実りの少ない年には熊棚がたくさんできると聞いたことがあったけれど、本当なのかな?
あらためて山に詳しい人に聞くと
 「そういう人もいるし、そうでないという 人もいる」 
 つまり、よくわかっていないのか・・・
                                      






クマのフンです

木の下にはへし折られた枝がたくさん落ちていました。本当はもっとたくさん落ちていたのですが、ちょっとしたことに使おうと、運んでしまっていました。

付近にはクマのフンもあちこちに。


何年前だったか、山の実りが豊作の年、たくさん落ちていたクリの実が(野生の小さな
クリの実ですよ・・・)きれいに食べられてたことがありました。ナイフで切ったように半分にきれいに割れて、きれいに中身がない。クマが食べたと教わりました。あの大きなクマ、あの爪のある到底繊細とは見えない手で?!
私よりはるかにきれいに食べている!! もう、びっくり。
その写真、ちょっと探したけれど見あたらない…削除しちゃったのかなあ・・・またいつでも見られると思ったのが間違いでした。たしかに、そのあとも見たことあるわけで、見られないわけではないだろうが・・・しばらくは食べた殻をとって置いて、人に見せたりしたのですけれど。
 「また後で」とか「いつでも見られるだろう」などというのはダメだとつくづく感じたクマの話でした。
   以下は、冬眠から覚めた春のクマ、木に登って若葉を食べているのでしょう。
    (私がとった写真ではありませんが)




今回、12月には、カモシカに会いました。
カモシカって、じっと立ち止まってこちらを見つめるんですよね。
山の少し小高い場所で、民家のある所でした。

60年近く前にはもう絶滅寸前で、に「自然のアルバム」という番組で、幻の生きものが撮影できたと、放送していたのを、なぜか覚えています。
カモシカには時たまこうして出会います。


今、鹿の増加が問題となっています。
野生の生きものと、どう付き合うか、ますます問われていくのではないでしょうか。