2019年9月26日木曜日

北海道の”香り””

 北海道から
        マツタケ   が届きました

毎年、今頃、トドマツの葉に包まれて、マツタケが届きます。
 北海道で大停電のあった地震の震源近く、鵡川町穂別に住む方が山で採ったものです。


北海道で?? 
そう、採れるんです。
アカマツの林でなく、どうやら北海道に育つトドマツの林の中のようです。探すの大変だろうな。

松茸ご飯、茶わん蒸し、吸い物・・・まだあります。感謝。





思い出を共有するって、なんだかうれしいですね

NHK朝ドラ、アニメ界草分けの女性が主人公。
 この中に十勝の風景が出てきます。

 バターを使ったお菓子屋さんのモデルは十勝が本拠地の六花亭、そのお菓子の包装紙に描かれた素敵な絵を描いたのは酪農家、実在の人物は坂本直之さん。こんなことがすぐに頭に浮かぶのも、なんだか楽しい。
 北海道に住んでいた時、本州に帰るときのお土産には、この包み紙の六花亭のお菓子を買ったものです。ホワイトチョコレートを日本で初めて作ったのがこの六花亭とのこと。「お土産はホワイトチョコレートお願いね」といわれて知りました。六花亭は千秋庵という大きな菓子屋から袂を分かって頑張っていると聞いたこともあります。

 札幌で私が住んでいた場所には、道路を隔ててすぐに、「雪印乳業発祥の地」(雪印バターだったかな?)という、公園のように出入り自由で美しく整備された場所がありました。雪印乳業はバター・チーズの乳製品の歴史あるブランドメーカー、かつて若者たちが寝泊まりしながらバターづくりに挑戦したりといった質実剛健の建物が記念館として保存され、周囲はバラ園などに整備、美しく落ち着いた雰囲気でした。雪印種苗園芸センターもあり、まさにプロの技で手入れされていたわけです。当時雪印乳業はアイスホッケーチームを持ち、その本拠地のスケートリンクがそこあり、一般開放の時間も設けられていました。
歴史ある宇都宮牧場という広々とした場所がすぐ近くにあり、冬になるとそこには明るい雪原が広がりました。人の足跡ひとつない雪の原を歩くと、小さな足跡が点々と続いたり、時折小さな穴がポツンとあったり・・野ネズミだったのでしょうか。当時そこは宅地開発されつつある時でした。
 ところが、雪印乳業は大規模な食中毒事件を起こし、会社存続もできない事態に。現在はメグミルクという社名になっています。あれだけの歴史とブランドを誇っていたものが・・・スケートリンクも廃止、バラ園もなくなりました。花木センターは今でもあるようですから、花壇等は今でもそれなりあるのかもしれません。

 私はその土地を離れていましたが、のちに行ってみると、その一角に、透明ガラスの大きな花瓶に花を飾り、センスのいい雰囲気の六花亭のお店が出来ていました。そのお店は今は、もっと条件の良い、野幌森林公園入口付近に移っているようですが。
 こうして、テレビドラマからいろいろな記憶が湧き出してきました。
たくさんの思い出、経験を積み重ねながら、人は生きている。それを共有する人がいる…これって、財産だよね、などと思ったり。
  そんなどうでもいい他人の経験、聞いたってしょうがない、といわれそうですが。
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 朝ドラに出てくるアニメ「大草原の少女ソラ」からは、すぐに「「大草原の小さな家」が頭に浮かびます。ローラ・インガルス・ワイルダーの本で、アメリカでドラマとして作成され、日本でも何度も再放送され、私も楽しみました。今また、吹替も新たに、放送されています。ローラの本はシリーズがあり、図書館にあるものはすべて読みました。
私のような人は、きっとたくさんいると思います。
 アニメの雰囲気は、かつて放送されたアニメ「アルプスの少女ハイジ」をも思い起こさせます。
「魔法使いサリーかな」というアニメもちらっとあったり、アクション系のアニメは何かな、あまりそういうのは見なかったし…などと。はて、こんな記憶を共有できる人は、どれくらいいるのかな、何歳以上なのかな・・

 主人公のモデルとなった方は、結婚退職や出産退職が当たり前の時代、会社で初めて子供を産み子育てしながら仕事をつづけた人とのこと。高畑勲さんや宮崎駿さんと同じ時代を過ごし、労働条件改善のためにも努力してきた人でもあったようです。
このドラマも、最終回を迎えますね。

 ドラマと自分の人生が重なる所があったりもするのも、同じ歴史を経験したのだと思い、面白いです。年取った証拠でもありますが。でも、そういった記憶の財産って、楽しいですね。
 ほんのちょっとした個人的なことだけれど、でも、そんなことも大切なものだと感じたこの頃です。
  皆さん、身近な場所、身近な人々、個人の体験・経験も、大切にしましょうね。
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ドラマのモデルについては、あちこちに情報があるでしょう。少しは目に留まっていましたが、ふと思いついて、あらためて探してみました。

 時代考証はアニメーターの小田部洋一氏。東映動画(現・東映アニメーション)に入社、主人公なつのモデルは、当時机を並べていて職場結婚した奥山玲子さん。
その後職場を移って作成したアニメ「アルプスの少女ハイジ」「母を訪ねて三千里」のキャラクターデザイン・作画監督。どおりで、”ハイジ”が思い浮かんだわけ。
 十勝の大地も描かれているわけですが、ドラマにでていた菓子箱の絵は、ゆるやかにうねる草原(牧場)、そこに小さく、赤い服の一人の女の子。美瑛の丘・富良野の写真を撮り続けた前田真三さんを思い起こさせました。
あらためて写真集を見てみようか、などと思いました。

日本のアニメが世界で認められてきて、こうしたドラマの構想が生まれたでしょうね。

 

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