オルガニート オルゴール
珍しい楽器にふれてみました。ギターのような・・それともマンドリン?
いや、丸い形って、バンジョーっていう楽器があったかな?
いいえ、よく見ると弦がない!!?
名前は
オルガニート オルゴール
ついているハンドルを回すと、オルゴールのような音色がこぼれます。まわしながら歌を歌うと、ちょっと気分がいい。
もともとオルガニートという製品があって、それに新たにボックスを設計し組み合わせたものとか。
つまり、この楽器を持ってきてくれた
山田幸男さん考案のオリジナル楽器。
今、全国で24台しかない、とか。
ギターが趣味の山田さん、ライブでオルガニートオルゴールに出会い、いい音色だなあ、と。「ギターのボックスに付けたらもっと良い音が出るのでは」と。思いついたら即実行。あれこれ工夫。
定年退職後ということでしょうか、空き家になっている下仁田町の実家を工房にして、これから制作に本腰を入れるようです。
ハンドルを回すと、紙が送られて音楽が流れます。
まわす手をとめると、曲も止まる…楽器なんて触ったこともない人が、演奏しながら歌う気分を味わえる、というわけ。
「回すだけで誰でも弾ける。特に高齢者施設や病院で楽器の癒しやリハビリで活用してもらえたら」とは山田さんのお話。
広島のある施設から問合せがあって楽器を送ったところ、感謝の声が届いたそうです。どんな施設かも知らずに送ったのですが、そこは重度しょうがい者施設、まったく目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、手足がなかったりといった様々な人が入所している場だったそうです。そういった方のお腹の上にこの楽器を載せて曲を弾くと、その振動が体に伝わり、その刺激をとても喜んでいたと。音は聞こえなくても、楽しさを伝えられたわけです。
いい話ですね。 多くの人に喜んでほしいです。
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ところで、この楽器の写真、ネコちゃんの顔のまわりに、穴のあいた紙テープのようなものが・・・これ、昔どこかで見たような・・昔の計算機? 織物の機械・・・?
じつはこの楽器、この紙テープを取り換えると、いろいろ違った曲を演奏できるのです。紙テープはその命令を出すパンチカードとのこと。
パンチカード?? コンピューターの発達で忘れ去られていますが、
初期のコンピューターでも使っていたのではないかな…アニメなどで科学者が紙テープを読んでいるようなところ、あったような気もする。
紹介のチラシを載せます。
今後は材料に、下仁田産の間伐材の使用も検討しているといいます。
広まってほしいですね。
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