2018年4月26日木曜日

もう新緑 ニセアカシアと絶滅危惧種

    ニセアカシア

世界中どこでも、
ニセアカシア
この花が咲くころが、いちばんいい季節 
   こんな言葉を聞いたことがあります

雨上がり、開いた窓からあま~い香が漂ってきました。 
 「アカシアが咲いている!!」

近所の利根川の土手ぎわには、ニセアカシアがもう花穂を下げていました。
今日はこの花の天ぷらを食べよう っと。
  (夕食に食べました。葉や芽には毒があるそうなので食べてはいけません)

北アメリカ原産で、世界中に広まっているようです。
上質のハチミツがとれるのはご存知かと思います。
愛される花とも思えるのですが、でも、この植物、世界中にはびこって、侵略者となっているともいえるのです。その地域にもともとある植物を追い出して広がるから。

 1873年 明治に日本移入されています。 街路樹にも、使われました。
 北原白秋の歌 ご存知でしょうか?
   ♪~  この道は いつか来た道
       ああ そうだよ  あかしやの花が咲いてる

札幌に住んでいたころ、どんなに忙しくしていても、この花の香りに気づくと、ふっと街路樹を見上げたものです。心が安らぎました。町中で味わう自然でした。
 現在は 
「日本の侵略的外来種ワースト100」、外来生物法で「要注意外来種」に指定されているのですけど。

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連休前なのに、我が家の庭ではもうフジもボタンも花は終わり。ツツジも終わり。
木々は新緑。
  毎年同じことを言っていますが 
    「春のあゆみに、ついていけない。自然のエネルギーに追いつけない。
春を味わう時間が足りない」

今年は特に足りなかったなあ。花も、あっという間にいろいろな花が咲いてしまったし。
   人の一生で、春を味わえるのは、いったい何回あるのか。
   自分の一生で、いったいあと何回春を味わえるのか。 
     毎日を大切にしなくては。

初夏の花、クレマチスが咲いています。ツル性なので、垣根などに絡んで咲いて、あふれるようです。
カザグルマ
 クレマチスの原種、カザグルマの花の栽培されたものを紹介しましょう。ヨーロッパに持ち込まれ、品種改良を重ね、多数の園芸種を作り出したという、誇るべき日本の野生種です。野生ではもうほとんどみられず、絶滅危惧種。見つかると、その美しさに、掘り取られるという歴史を繰り返してきました。



今、日本の野生植物では、絶滅危惧種がたくさん指定されています。世界中で、たくさんの種が絶滅していると言われますが、「本当??」と思ってしまう・・・でも、こうして日本でも危惧種がたくさん指定されているのを知ると、「そうなのか」とも思える。
 国でも、県単位でも、減少している動植物を調べ、指定しています。定期的に調査を繰り返し、指定の見直しをしています。
群馬県でも、現在の絶滅危惧種指定の更新のための再調査が、今年からまた始まるそうです。
人の都合で、多くの生き物がすみにくくなっているわけですが、少し反省すべきと、つくづく思います。

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