2020年1月15日水曜日

ぐんまの自然の「いま」を伝える 展示会が開かれています



自然に親しもう、自然を調べよう
       ということで、
群馬県内で自然にかかわる人たちが、毎年の活動のようすを発表しようという催しが、今開かれています。会場は群馬県立自然史博物館です。

「へえ~、こんなことがあるんだ」といった自然情報がポスターなどで展示されています。「サクラなどの幹にはいりこんで枯らしてしまうカミキリムシの情報」とか、「シカやイノシシが畑を荒らすというけれど、被害は?」「クマの生息状況」などちょっと身近に感じるものもあります。高校生も参加していて、頑張って発表しています。
1月11日は基調講演や口頭発表もあって、発表者の多くが参加していて、交流もあるといった趣向でした。

レース模様のキヌガサタケ、
一度見たことがあるなあ
子どもづれや
ふらっと来られた人たちに人気は、たくさんのキノコ。前橋にお住まいの方がつくられたものとのことです。

作者はキノコの専門家ではないけれど,実に精巧につくられているとのこと。キノコのテーブルには、キノコのお絵かきコーナーもあり、子どもたちが喜んでお絵かき。記念の写真撮影コーナーもあって、喜んで撮影する姿が見られました。
描いた絵は壁に貼るわけです。

とにかくたくさんのキノコ
楽しませていただきました。
     




今年は「巨大キノコが発生!」とテレビのニュースで見ていました。
そのキノコの写真と、実物を標本にしたものも展示されていました。標本にすると大きさは2/3ほどに縮んでいるといいますが、それでも大きいものでした。
  下の写真です。

 
子どもたちに人気の動物たちのはく製も置いてあります。


熱心に発表ポスターを見る方々 




    私たちも紹介発表をしています。
下仁田町で見つかったチャツボミゴケについてです。

展示のようす

鉱山から流れ出す水から鉄分が沈殿し
葉やコケにびっしりとくっついています





鉱山の坑口から流れ出す水にチャツボミゴケが育っています。この水がと同じくらいの酸性度の水というものです。
ここには鉄分が沈殿して、周囲は鉄鉱床の始まりといった現象が見られます。鉄分にまみれた木の葉やチャツボミゴケが見られました。
 ところが、秋の台風19号の大雨で、なんと、流されてしまった・・・また復活するに違いないと、これからも観察を続けようというものです。

自然に親しむことで、自然を大切に思うようになります。自然を伝える博物館を、皆さんもを訪ねてみませんか。
私も、少しは紹介を続けようかと、あらためて思った次第です。

なお、この会場は無料で入れます。本館の展示は入場料が必要です。


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