2014年1月6日月曜日

地層に見られる構造: 平らな面 その1 層理・節理

2014年も仕事始め。
    1年は地球が太陽のまわりを1回転するリズムです。どこを基準にしよう、「ここをスタートにしよ
  う」 と人が決めたのが1月1日。
「新しい年」ということで、生活にもリズムとけじめがうまれます。
     昨年までの財産を土台にして、あたらしい積み重ねを。   
             今年がよい年でありますように

 地層や岩石に見られるいろいろな構造

野外を歩いていると、岩石にできた平らな面を目にすることがあります。
”割れやすかったので平らに割れた”・・・・でも、それだけではなんだか説明不足、それに、違う理由のものもありそう・・・
  というわけで、「平らな面」について考えてみます。


<1>岩石に見られる平らな面はどうやってできた?

平らな面・・見たことある・・? 
大きな”面”から小さな”面”までいろいろあります。じつは種類もいろいろ。
 専門用語になりますが、思いつく種類をあげてみます。
  • 層理面(そうりめん)・・・砂や泥、火山灰などがつもったときにできた面
  • 節理(せつり)・・・・・岩の中のはっきりした割れ目で、ずれていないもの
  • 断層・・・・・・・・・・ずれた割れ目ですが、たまには、ずれた部分が平らに見える
  • 岩石のへき開・・・・・ 平らに割れやすい性質の岩石が割れてできた面
  • 片理(へんり)・・・・・結晶片岩に見られる面
それぞれ取り上げてみます。
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     層理面
 下の写真の縞模様、いかにも「地層」という感じ。
 縞模様は、砂と泥が交互にあるため。
 泥は砂より削られやすく、なくなりやすく、そこで、砂の面が平らに現れています。
砂岩泥岩が縞模様をみせた地層・場所は宮室(みやむろ)

 平らな面が少し傾いて見えますが、もともとはほぼ水平につもった砂や泥が、あとから大地が動いて、傾きました(実際にはこの場所では、派手にひっくり返ったりもしています。詳しい話は後ほど)。



道路の切割りいっぱいの縞模様。下仁田から東方の甘楽町で見た、富岡層群小幡(おばた)層の地層です。
宮室のものより泥がちで、また、岩石と
よぶのをちょっとためらうような軟らかさ。
その一部の拡大が下の写真。白っぽい
ところに平らな面が見えます。

軟らかい・・・・なるほど、宮室(上の写真)よりもずっと新しい時代のもので、1650万年より少し古い(新しいといっても、ずいぶん昔・・・・人類なんて影も形もない時代)。
宮室の地層は跡倉層上部層で、8000万年ほど前
のものになります。
  どちらも海に積もったものです。            
  
 ・・・地層のできかた・・・

  いろいろなものが積もってできます。代表は砂や泥ですが、”つもるもの”は何だっていいわけ。火山灰など火山からの噴出物もあるし。
  つもる場所は海の中が多い。でも陸上でも地層はできます。陸に降り積もった火山灰は、地形をおおって、うねった形で層をつくったりもします。 
  
  ところで、もしダラダラ、というか、間断なく積もっていたら、そこには平らな面になるような「境目」のできる余地はないはず、と思いませんか。こうして、境目の平らな面があるということは、ここを境に、何か変化があったはず。違ったものが積もったり、積もった時期に少し差があったり
   地層の面はもともと、海の中ならかつての海底面だったでしょうし、あるいは湖の底だったり川底だったりしたものなど。そこに新たにものが積もると境ができます。火山噴出物なら、当然、ある日突然やってきたものです。
      この平らな面は、そんな境目をあらわしてもいます。
           



②    節理
  岩石に見られる、ずれていない、はっきりした割れ目いくつかのタイプがあります。
   ずれたものは節理ではなく、断層になります。


 a   マグマが冷えるときにできた割れ目
冷えるとき、収縮して体積が減るためにできます。けっこう見かけるかも。火山岩の分布地域に行ったら、ちょっと注意して眺めたらいかがでしょう。
下仁田道の駅の入り口・柱状節理を使っているう


そういえば、下仁田道の駅の入り口に、柱状節理を使った柱が立っていたはず!
というわけで、写真撮ってきました。
道路脇で、目立ちますよ。
これ、みんな、柱状節理をそのまま使ったもの。
下の写真に載せた大桁山のものではないかなあ・・


節理には、柱のような柱状節理ばかりでなく、板状のもの四角いものなどあります。

よく見られるのは柱状節理。
板状の節理はマグマの流れに沿ってできたりするようです。
さいころのような四角い節理は、花崗岩に見られます。


大桁山 安山岩に見られる柱状節理(現在ここは立ち入り禁止) 




























荒船風穴周辺 柱状節理を上から見た面
蜂の巣状に6角形と思われがちですが、
そうでもありません

荒船風穴周辺
        
         
  


  
左は鉄平石を敷き詰めた通路。
鉄平石は板状節理によって板状に割れる安山岩で、
長野県諏訪・佐久地方のものが有名です。人がカッターで薄く切ったわけではありません。
 時々見かけますよね。塀にも使っています。










   


 b 普通の節理

  力・圧力が加わってできた割れ目・・・・この例はさまざま、たくさんありそう・・・
  地下で押さえつけられていたものが、その圧力が減ることで、割れ目ができるとい
  仕組みですが・・。地表近くでは、上にのった重いものがなくなったために
   できる場合もあるそうです。
    あちこちにある割れ目・・・といいつつ、具体的に思い浮かばない・・・
    土木建築の世界では、注意を払うかもしれませんが・・・

   ということで、どれが代表例になるのかよくわからないので、写真なし、で。
   知らないこと、わからないことは山ほどあるわけですが、それが楽しくなったりも
   するわけですから、ま、それもいいか。  

       なんだかNHK テレのキャッチコピーみたいになってしまいました。
           ・・・・「知らないって、ワクワク」・・これがNHKのものです

    
   そんなわけで、今年もよろしく

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<お知らせ>
昨年末、下仁田自然学校では下仁田ネギに関する冊子を完成、公表しました。
執筆は名誉顧問の里見哲夫さんです。
   10年前にも里見さん執筆のネギの本をつくりましたが、その後新しい知見も得、
   ページも増えての改訂版です。
これを上毛新聞が取り上げてくれました。記事を転載します。
    しっかりと取材した紹介です!


入手希望の場合は 下仁田自然学校にご連絡いただけましたら。
連絡先は以下になります。 1冊250円です。

      370-2611
      群馬県甘楽郡下仁田町大字青倉158-1
      電話(0274)70-3070  FAX(0274)67-5315
         Mail nenasi@juno.ocn.ne.jp 



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