2014年7月27日日曜日

夏の風物・自然と数学・関孝和   自然史館展示の鉱物  



真夏の日差しがやってきました。 
          絵手紙   小林生子さん


最近は、以前よりもずっと暑い!気温が高い・・・・
35℃なんていう気温は,昔はなかったのでは。昨日の気温は、36.1℃などといっていました。今日はもっと暑くなるとか・・・


せめて、涼しさのイメージで、
    気分だけでも涼しく。










笹舟で遊んだこと,あるでしょうか。

クーラーのなかった頃は
水辺に涼を求めたり
虫やら小魚やらが遊び友達になったりで、
ついでに、そこらにはえている植物をちぎって,何となく遊んだわけです。

そういえば、久しく笹舟を流したこともありません。

ササの新芽をすーっと引き抜いて,カメもつくりました。

      


      ササでつくるカメ

     しっぽの所を糸で縛ります。

    そのあと、たくさん集めた新芽を
    たがいちがいに わたしていきます。


    








包丁で切ると、星の形のあらわれる食べ物  オクラ・・・・

夏の食べ物・・・・粘りのある食べ物は、なにやら健康によいそうで。
夏を乗り切る手助けになるかもしれません。







お星さま模様の5角形のついでに、 ほかの模様も。

真夏の花、ひまわり
花の真ん中に,なんとなく、渦巻き模様が見えてきませんか。
時計回りと反時計回りの2方向で。


ついでに、松ぼっくりものせます。これにも、うずまき模様(らせん)が見えてきませんか。

サボテンなどにもよくあるかと思います。パイナップルには?、ブロッコリーには?・・・・と、いくつも頭にうかんできます。




このらせんの数、フィボナッチ数という数列にあてはまるのだそうです。今から800年ほど前に、イタリア・ピサのフィボナッチさんという方が考え出したのだとか。

植物はできる限り単純な法則に従って成長します。
詳しいことは省きますが、その結果が模様・数にあらわれるのだそうです。

「アルキメデスのらせん」と名付けられたらせん模様があります。中心からのある角度の整数倍の順に、中央から離れながら点を打っていくと(言葉で書くと,何だかよくわかりませんが・・・),らせんが現れる・・・・・植物も、そんな角度を使っているとか。

(フィボナッチ数を書き忘れていました。   1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,・・・・・・・
 この数列のルール、わかりますか? 2数をたしてみてください。 
  この数は花びらの数などにもよく表れます。)

そういえば、巻き貝のらせんも、アンモナイトの形も,こんな数学の世界で表せるような規則に従っているはず。

「数学の話」と聞いたとたん、
もう話を聞きたくなくなる人が多いかも。

私も、はるか昔、数学には苦戦しましたし,我が身を、数学のセンス無いなあ、などと思ったものです。ですが、こうして、自然界に数字の規則があふれているのを知ると、またちょっと興味が湧きもします。子供の頃、こういうことを知っていたらよかったかなあ・・・

ついでに書けば、音楽の1オクターブの中にも、このフィボナッチ数があります。この数列は1.618034・・・という数に深い関係があり、美術・建築・音楽といった芸術家はこの数と形などとの関係を,数千年も前からよく知っていたということです。もちろん,レオナルド・ダ・ヴィンチも。

数学好きやパソコン好きの方には、お手のものの話になりそうですが、そうでない人も、
「そうか、昔習った数学も、けっこう身近な話だったのか。お金の計算ばかりじゃなかったのか
   と思っていただけましたら。
   「こんなもの習ったって、何の役にも立たない」と、思った人も多いにちがいないので。
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群馬県で数学に縁の深い人といえば、江戸時代の和算の関孝和がいます。群馬で育った人ならたいてい知っているという上毛カルタにも出てきますよね。でも、まるで興味も関心もありませんでした。
最近、テレビ番組でこの人の話を見て、びっくり・・・知らなかったなあ・・・・NHKの番組ですが・・・そこで述べられていたのは・・・

日本の和算のレベルは非常に高く、明治開国の時、西欧の技術がなだれ込んだとき、すぐにそれを自分のものとし、自力で近代技術の産業をおこすことができた。これには数学の知識が欠かせなかった。その下地のなかったアジア各国は植民地化の中で下働きに甘んじて、富は吸い上げられ、持ち出されるばかりであった・・・こんな論調でした。近代技術には数学の知識が欠かせない・・・・

江戸時代、庶民はクイズを解く感覚で数学の問題を出し解き、競い合っていたそうです。今残るその例題は、レベルの高いもの。巷の寺子屋から高度な数学を解く集まりまで、庶民のがつくっていた教育システムとレベルは馬鹿にできない水準だったのではないでしょうか。
西洋数学が入ってきたとき、それは,記号が違ったりするだけで、内容的には,すでに日本人が解いていたりしたものが多数・・・・少し翻訳すればマスターでき、すぐに使うことができた。この和算を築いたのが関孝和  」
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せっかく上毛カルタにあるのですから、関孝和について少し調べてみました。ネット資料でみたものです。間違いがあたら,ごめんなさい。
 江戸時代のはじめ頃、ニュートンと同時代を生きていた人。
 生まれが、群馬県藤岡市と江戸の両説あります。群馬県としては,当然、、「藤岡」と主張。
 記号を使って高度な数学を解くことを考案し、筆算による計算を・・・今なら当然のことですけど、当時としては画期的。
 円周率の計算・ヨーロッパに先駆けて行列式の発見、・ベルヌーイ数を、より早く発見、・ニュートンや ライプニッツとほぼ同時期に微分法にたどりつく(違うという人もいるようですが)・その他・・・

えーっ・・・・・・という思いです。関孝和以外の名前は、教科書はじめ,さまざまな書籍などに出てくる人ばかりです。超有名どころの人たちばかり。成果には、弟子たちも頑張ったのでしょうが、それにしても,スゴイ。
こんな先人が近くにいたかもしれないというのは、なんだか、うれしくなる話ではありませんか。
「やる気」がうまれるかも。
それにしても、こんな評価、いままであまり聞いたこともなく、広められていない・評価もされていない・・・・・という気がします。

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下仁田自然史館  鉱物の標本

自然界で,「規則正しい法則に従ってできた形」といえば、鉱物が思い浮かびます。
カッチリとした形と美しさ。これこそ、素人目にも、「数学の式」がでてきそう。
数学はイヤでも、美しさは魅力です。
昨今のパワーストーンブームや、販売目的のミネラルフェアなどのブームも、石・鉱物の持つ魅力なのでしょう。
美しい石たちが、かなりの高額で販売されているようです。

地学分野をカバーする自然史館としては、当然、鉱物の展示も求められます。
地元産出の鉱物はもちろん展示しますが、他にも、さまざまな鉱物の標本をいただき、展示すべく準備しています。まだ準備中・・・
下仁田自然学校の名誉校長の野村さんや自然学校関係者からも、たくさん提供していただきました。その他多くの方々(町の職員の方からも)からも、たくさんの標本の寄贈をうけています。


 地元や群馬県内のものをいくつか紹介

下仁田西ノ牧鉱山の鶏冠石・砒素の鉱石      下仁田での観察会で採取したアスベスト
























下仁田中丸鉱山の閃亜鉛鉱          
                         

         木の葉石・葉が褐鉄鉱になっている
                          

                                                                   
高崎市の裏山では亜炭がとれました





皆さんの協力に,本当に感謝です。皆さんの熱意と協力で作り上げる、これは地方の博物館としては、本当に望ましい姿だと思います。




手持ちだった、販売されていた標本類の寄贈もたくさん
あります。

販売業者から買うなら、ずいぶん資金を準備しなければならない話でしょう。
ミネラルフェアには見た目の「美しさ」では負けるかもしれませんが、学術的価値などを示しながら、石たちの世界をお見せできたらと,願うところです。




こちらは 群馬県とは関係のない鉱物標本たち


誕生石コーナーの予定
誕生石って、宝石にされますから、大好きな人も多いでしょう。
鉱物の中で、希少で美しいもの・・・・身にまとうには、カットして、もっとも美しく光り輝くように,いわばお化粧します。
鉱物も、質のよいものを選んでカットし、磨き、宝石として扱います。
ここでは、宝石ではなくて、鉱物の元の姿をご覧いただけたら。

これから整理して展示しますので・・
でも、高価な原石になるものはないと思いますので、,あしからず。




鉄を含む鉱物たち                           銅を含む鉱物たち




左下はみんな水晶と同じ成分のもの             右下はみんな方解石  

 いろんな形があるものですね。色も。  
 鉱物好きの人には、こんな多様な顔つきもおもしろさになるのかもしれません           


 



左はすべて石膏です。
よく聞く言葉です。建材の石膏ボードとか。
あるいは骨を折ったときの,石膏ギブス。
美術室にある、スケッチの練習につかう白い石膏像とか。

たまたま昨日、テレビ番組で、真っ白な砂のおおう砂漠、チワワ砂漠が放送されていて、すごいなあ・・と。この砂が,すべて石膏!
2億5千万年前の海水が蒸発して石膏がたまり、これが今地上に現れ、0.1mmほどに砕け、白い大地ができたと。ちょうどうまいバランスで,その砂が飛び散りなくなることなくたまり、真っ白な砂の大地ができているのだとか。「海」から石膏ができる,というのも、「ヘエー」と思いますよね。
がぜん、石膏が魅力的になりました。

石膏は3種類に分けて、
・透明な石膏(ガラスのない頃は窓ガラスのように使ったとか)
・繊維状石膏
・細かな結晶の集まり、雪花石膏、アラバスター

ここには3種とも標本があります。チワワ砂漠は透明石膏のようでした。
雪花石膏は美しいので、美術品などに使われます。
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こんなものたちを、楽しく展示できたらいいですね。
ご意見等ありましたら、下仁田自然史館、あるいは下仁田自然学校までお寄せください。





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