紅葉が平野部まで下りてきました。イチョウが色づきはじめています。
イチョウの葉っぱの遊び、子どもたちにとても人気があったので、もう一度紹介。
ちっちゃなウサギ・・・・・ネズミ?
作り方
切れ込みを入れて、小さな穴を開けて、軸を差し込んで、マジックで目を書いたら完成。
簡単に、すぐできます。
軸をひっぱると、耳がひょこひょこ動きます。
お面づくりのメモです
このときはハクモクレンの葉っぱを使いましたが、大きければ何でもOK。 御岳山なら、ホウノキの葉もいいですね。
輪ゴムを耳にかけます。
写真、とっておかなかったなあ・・・・
その他、葉っぱを並べて絵を描いたり、
松ぼっくりの人形は定番ですね。
寒くなると白い小さな花をつけ、さわやかに
芳香を漂わせるのがヒイラギ。漢字では「柊」。
葉っぱにフーッと息をかけて、くるくる回したこと、ありますか?
魔除けの木とかで、庭に植えました。
クリスマス近くなってきたので、やっぱりリースを
のせましょう。
ブドウのツルをくるくる丸め、金や銀のスプレーをかけた松ぼっくりに細い針金をつけて、ブドウツルにとめていきます。大きさ順に,大中小のリースです。小さいのは片手にのるくらい。これはブドウのツルではなく、シュロ縄や麻縄で丸い形を作りました。
いろいろな大きさ、形の松ぼっくりを集めておくといいですね。
(写真は我が家でホコリをかぶっていたものですが・・)
下仁田の御嶽山(おんたけさん)
歌でも有名な「木曽の御嶽山」は噴火ですっかり有名になりました。今回の噴火で、この難しい漢字を読めるようになった人も多いかと思います。
ところで下仁田にも御嶽山があります。
市街地のすぐ南にあり、地質学的にはクリッペ(根なし山)でもあり、気軽にハイキングする山でもあります。登ると、途中、いくつも石仏があります。江戸時代、皆さんが競って石仏をつくったようです。御嶽信仰という機運があったとのこと。どうやら信仰の山でもあったようです。
下仁田ばかりでなく、各地に御嶽山があります。皆さんの近くにも、「御嶽山」があるかもしれません。
御嶽は、地質の紹介ではいつも「御岳」と書いてきました。
写真は市街地から見た御岳。下仁田でのクリッペ(根なし山)の紹介の時、いつも話に取り上げられる山です。
山の中腹にひかれた細いハチマキのような黄色い線を境に
岩石が違います。下が結晶岩、
上が砂岩・礫岩の地層。
地形も,ちょっと違っています。上は斜面が急になっています。
境目は断層で、上の砂岩・礫岩層(跡倉層)が、どこからか横滑りしてきたクリッペ(根なし山)になっています。
写真手前は鏑川にある青岩公園で、岩石は結晶片岩(御荷鉾緑色岩)です。結晶片岩の上に,ちょこんと跡倉層の砂岩が乗っているがわかります。
11月15日、この山へのジオツアー(地質ハイキング)に参加してきました。
秋晴の気持ちのよい日、落ち葉がつもり、コナラやシデなどが葉の色を薄い黄色や茶色に変え、秋の明るい林の世界を見せていました。どこにでもありそうな、でも、とても魅力的な落葉広葉樹の世界です。
山頂にはほこらと、それに寄り添ってイノシシの像が安置されていました。イノシシも神様かな?イノシシは豚のもとといいますが、たしかに,ブタみたい。「足がなければマグロだ」との声も。
周囲は明るい林。乾いて栄養分のあまりなさそうな尾根筋の道はミツバツツジに囲まれています。花の咲くころもステキでしょうね。
山頂から見おろすと、植林地の緑が目立ちます。杉やヒノキの林です。秋になって葉の色を変えている広葉樹の林と入り交じっています。
古くから開かれてきた地域ですから、広く利用されてきたわけでしょう。
中央遠くのぎざぎざした山が妙義山、その右手前のどっしりした山は大桁山。左手には浅間山の裾が見えています。下の家並は下仁田町。この写真より右手に,榛名山・赤城山や県庁の建物も見えていました。
登山道の途中には、こんなかわいいキツネもありました。
もっと大きな石像などもあったのですが、写真を撮ってきませんでした・・・・
だいぶい以前、下仁田自然学校でここをハイキングした時作った解説資料を紹介します。登山の時のご参考に。
2枚を左右にくっつけて見てください。
作成は当時の運営委員(現運営顧問)の堀越武男さん
落葉広葉樹林に育つ様々な木々・草花も紹介されています。参考にしていただけましたら。
秋の林は落葉もはじまり、明るく、道脇には低木のクロモジも黄葉していました。この木で和菓子用の高級ようじを作ります。枝や葉に傷をつけたりもんだりすると,とてもよい香りがして、人気があります。目を留めてみませんか・・・(写真を撮ってきませんでした・・・)
この資料では書かれてありませんが、コースのスタート付近、ほたる山公園管理事務所付近の登山道では,少し違った種類の木も混じってはえています。
色づいていない,緑の葉っぱの木(植林された杉や檜はのぞきます)、シラカシの木です(ドングリのなる木の一種)。シロダモもあります。
これらの木は冬になっても葉は落ちず緑のままです。常緑広葉樹とよばれます。
今の時期は、「紅葉・黄葉した落葉広葉樹」と「緑の常緑広葉樹」が、簡単にはっきり区別できます。
足元を見ると,写真のような赤い実の小さな木もあります。ヤブコウジです。お茶の木もはえ、花も咲いています。
←ヤブコウジ
お茶の花→
中国原産
以前、下仁田でも
栽培していました
シラカシ・シロダモ・ヤブコウジ・お茶 そしてツバキ
これらは,常緑広葉樹林(照葉樹林)と呼ばれる植生に育つ植物です。
右図で見るように、少し暖かめの地域の植物たちです。
下仁田はこの植物たちの育つぎりぎりの地域になります。
御岳では、この植物たち、登山口付近では見られますが、少し登ると,見られなくなります。
少し寒すぎるのでしょう。ですから山頂にはお茶の木もヤブコウジも、シラカシもはえていません。垂直方向の植物の変化になります。
御岳の登山道には、どうやら、育つ植物の種類の境目もありそうです。
地質の境目 ・ 植生の境目
2つの境目のある山、御岳 といえそう・・・
どちらの境目も、同じ付近に引けそうです
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