今朝(8月25日)の新聞記事
史上最も暑い夏
6~8月(8月22日時点)の平均気温は
東日本では統計を取り始めた1946年以降、過去最高。年平均を1.6℃上回る。
東日本って、関東甲信越・東海・北陸。 年平均は81年~2010年の平均値
そこで今年の最高気温をグラフにしてみました。
8月24日までの記録ですが、それにしても暑い。
熊谷の41.1℃は全国過去最高の気温です。
我が家は伊勢崎市に隣接しています。ほぼいつも前橋より暑い。
住んでいる玉村町の今日の予想最高気温38℃・・・そんなにならないと思うけれど。雲が出てきています。どうかそのままでいてください。
こんな気温では、何もやりたくない…というのも、許されるか…
でも、雑草は生い茂るし・・・これも困ったものです。
西日本では豪雨災害で、今も本当に大変な日々を送っているわけで、暑いくらいで文句言うなと言われそうです。ちなみに、西日本の平均気温は、平年より1.1℃高かったとのこと。
ところで平均気温というのは過去30年間の平均を言うようですから、私の子供のころからなら、もっと平均気温は上がっているはずです。
秋でもないのに台風もたくさんやってきているし、大雨と酷暑には、「気候変動」という言葉が実感を持ってきます。
ちょっと、受け売りの話になりますが、
2015年12月、パリで開かれていたCOP21では、パリ協定が締結されています。
「世界の平均気温上昇を2℃未満に抑える」
付け加えて、「1.5℃に抑えることがリスク軽減に大きく貢献する」
2℃なんてたいした数値じゃないように感じてしまいそうですが、今年の関東の夏の平均気温は、1.6℃高かっただけ。1.6℃上昇を身をもって感じると、2℃も大変なことと実感。
海水温も上昇しています。温まりにくく冷めにくい海ですから、今、たくさんのエネルギーをため込んでいるわけです。
温度上昇はある一線を越えると、気候はわずか数年でガラガラと激変してしまって元に戻せないといいます。「まったく違った状態」になるわけです。
ここ1万年間、地球の気候は安定していました。
おかげで人類はのびのびと文明を発展できた、と言う人もいます。
気候の変動については様々な本もあると思いますが、先日読んだものは、過去の気候の解説として面白いものでした。
「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」
講談社ブルーバックス 中川 毅
日本には年代測定の「世界標準のものさし」があります。
7万年以上にわたって湖に乱されることなくたまった堆積物です。湖は福井県にある
水月湖すいげこつという湖で、2013年に約5万年前までの物差しとして世界に認定されています。これによって年代測定の精度を高めているといいます。放射性同位体から何年前というのを測定できますが、それだけではある理由でどうしても誤差が出てきます。水月湖のようなものから、その精度を較正していけるわけです。
たまった堆積物は45m、1年に平均0.7㎜の堆積です。こんなに長く、しかも堆積物が乱されることなくたまった場所は世界にもなく、「奇跡の湖」と言われると聞きました。
この研究を続けてきた方が、本の著者です。
この堆積物を薄く切り取ったものの展示を、上野の科学博物館で見たことがあります。
地道な研究を積み重ねて、こうした成果を得ているわけです。こういったものから人類の指針となるデータが生まれるのでしょう。
今では、こうした研究が気候変動を考えるうえで、大きく役立っているわけです。
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江戸時代には、あまさけは夏の飲み物・・・えーっ??
と思ったわけですが、砂糖なんて手に入らない時期、甘い飲み物は、疲れた体には、ありがたかったのだろうなあ。
冷蔵庫に麹の残りがいつまでも入っていました。
そうだ,あまさけつくってみよう、と思い立ちました。冬と違って、温度を保つのも簡単だし、と。
炊いたご飯の温度が60℃くらいに下がったら,麹を入れて、タオルやら保温シートやらにくるんでおくだけ。あっという間にできました。
発酵し過ぎて酸っぱくならないように、というのだけ気を使って、できたものが、左写真。ちゃんとできましたよ。
買えば結構値の張る飲み物かと。
甘すぎるくらい甘い・・・
今どきの若者は、あまさけは喜ばないかな。ですが発酵食品はアジアの得意分野。様々なものがあります。多くの複雑な味を作り出していて、いいものだな、と。
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