2019年4月10日水曜日

桜満開の時の里山

 入学式の日に桜満開    いいなあ∼ 

関東平野に住む者にとっては、桜と学校の入学の季節が重なります。
  小学校の入学式、今年は4月8日だったかな
 
 3月27日に桜開花(もちろんソメイヨシノです)。
 満開が4月8日。  寒い日が結構あったものね、桜も途中足踏みして、いたわけ。





月並みなアングルだけれど
  観音様と桜 です。

下の写真は、観音山から見下ろした高崎市街。
遠くに見えるのは赤城山 
           4月9日の光景です

この季節になると、桜の木って、こんなにあったのか…といつも思う。
やさしい桜色があそこにもここにも。  みんな桜が好きなんですね。





     
最近はハナモモもあちこちのお庭にあり、きれいです。


山ツツジもほころんで
  観音山はなだらかな丘陵
新芽は産毛に包まれたかのよう
今だけの輝きです
が連なります。点々と集落があったりして、道が入り込んでいます。
ですが、沢を見下ろすと、深くけずりこまれていたりします。
 そんな里山を歩くと、新緑が優しく美しく、木々や足元の草花は素朴で可憐な花をつけています。

 ここの丘陵は、昔、海岸に近い海の底に砂や礫・泥がたまり、その場所が隆起してできています。ですからこの丘陵からは、海の貝の化石も見つかります。化石採集をした人もいるかも。
 昔って・・・800万年とか900万年とかいうずいぶん昔、ここに人はいませんでした、というより、アフリカで人類が誕生したのが700万年前と聞いていますから、地球の歴史は時間の単位が人の生活と違いますね。
 陸に近いから、植物の化石も見つかります。木の実や幹など。亜炭(石炭というにはまだ不足だけれど、燃料にはなる)を掘っていたこともあります。高崎炭田という名前まであるくらい。富岡製糸場でもエネルギー源として使用したとか。

 とにかく、春の里山歩きは最高!! 写真でお分かりいただけるように、山すそはすぐ高崎市の市街地です。近所でもこんな里山の雰囲気の場所をさがしてみませんか。
 
よく見かける花
モミジイチゴ
これ、おいしい実がなる
ウグイスカグラ

 スミレなども様々な種類が咲き競います。出かけませんか。
 そういいながら、昨年も一昨年も、あまり行ってないなあ。
   あっという間に春は過ぎてしまいます。今年こそ・・・です。

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 こうした緩やかな丘陵の里山もありますが、坂道を車で登って行ったら、思いがけず集落に出会うこともあります。少し平坦な場所が広がり、そこに家があるのです。

 最近「ぽつんと一軒家」というテレビ番組があり、けっこう人気を得ています。衛星写真で人里離れた場にある家を見つけ、そこを訪ねるという企画です。そこに住む人の姿に、共感したりほろりとしたり。 

 見ていて、「この場所、きっと三波川帯の結晶片岩の地域で、その地質のおかげで山頂近くでもなだらかな平地があるのだろうな」と思う時がありました。藤岡付近の山とか、万場付近、あるいは四国のどこか・・・。水が手に入れば、住むことができるわけす。 
 日本の里山という番組もあって、これで見た集落も、周囲を見渡すと、目線より低い場所におだやかな山の連なりが見えました。結晶片岩の「片理」というはがれやすい方向が平らに続き、そのために山稜が尖らず、平らな山並みが続くのです。

 それにしても、この番組の企画を考えた人、なかなかですね。国内だから出かけるのにそれほどお金はかからないでしょう。有名タレントはあまり必要なくて、ディレクターが車を走らせて出かけるだけ。お金をかけず喜んでもらえるって、いいことですね。
 「うちにも来るかも」なんて冗談半分に思ったりする人もいるでしょうし、実際にそう言っていた人もいましたが、だからどうというほどのこともない感じでした。まだまだいろいろな人が見つかるのでは。こうした場所に住む人たちの生き方、考え方、幸せって何なのか・・とか、いろいろ頭をよぎったり・・コンビニがない所には住めない、と思っている若者はどんな感想を持つのかなどとも思ったり。ほんの少し前までの日本人の生活にだって思いを巡らせることもできるかも知れません。


 春には、そんな場所にはスイセンやハナモモなどの花々が咲き競っていることもあります。まるで桃源郷に行き当たったような気分になります。きっとお年寄りがすんでいて、手入れをしているのでしょう。
以前に行った日野地域の奈良山、今年は行ってみよう。

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