2021年7月28日水曜日

カビ予防? ローズマリーの利用

 梅雨が明けてから毎日、暑くて暑くて・・・
やっと体が慣れてきたかな、といったところです。
暑さにコロナに、そのうえ台風までやってきて、つくづく、自然は侮れない。
 この中で、人類は生き延びるために必死だったんだよな、と。いえ、今でも食べ物も水も満足に得られないで、ちょっとした病気の治療も受けられないで、簡単に死んでいく人たちが、世界にはたくさんいるんだよなあ・・・・・「ユニセフ」や「国境なき医師団」などのHPを見るだけで、たくさんの事例を知ることができるのですが。

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  カビ退治 私の体験 

コロナ対策で除菌に気を遣い、アルコール消毒などで、今年はカビが少ない…という人も多いかも、などと思ってみたり。

掃除やら消毒などって、結構、時間と手間をとると思いませんか。
几帳面でビシッと家じゅう片付いている人もいれば、ゴミ屋敷の如くなる人もいる、散らかってたって死にはしない、とはいえ・・・・こうした、生きていくのに不可欠な仕事をエッセンシャルワークといい、その担い手をエッセンシャルワーカーというのだそうです。考えてみると、医師などは別として、こうした仕事を担う多くの人たちは高く評価されておらず、賃金も低い、と思いませんか・・・・家事はそれにつながる内容も多いわけで、今ごろ何言ってんのよ、と言いたくなるわけ。ほんの少し前まで「男子厨房に入らず」なんて偉そうに言われていたんだよね・・・

久しぶりに冷蔵庫の掃除をして、ギョッと…冷蔵庫の奥の方に黒いカビがいっぱい・・・
ついついやらずにいた結果がこれ。中身をみんな引っ張り出して、しばし掃除タイムです。
アルコールでいつも拭いている人もいるんだろうな・・・アルコールのスプレーなど買い込んだのだから、もう少し利用せねば・・・

じつは、お風呂のカビ、このところ我が家はまったく悩まされないのです。

ローズマリー            
 ローズマリー  
  ちょっと差し芽をしたのが今では生い茂っている。
  
 ハーブの解説を見ると、髪のリンスにも利用したとか。それならと、ちょっと切り取ってお風呂にポンといれ始めたのが1年ほど前でしょうか。部屋からすぐ手の届くところに生えているし、袋も何もいらず小枝を放り込めばいいだけ。2回か3回風呂に入れたら
あとはそのまま捨てるだけ。 
          
      

風呂場の隅に放り出しておく
しばらくして、ふと気づいたのは・・・風呂の天井や壁の角に黒いポツポツがつかない。
黒いぽつぽつって、カビですよね。特に天井がたちが悪い。漂白剤やらカビ取りスプレーを吹き付ければ、何しろ頭の上、ポタポタ垂れてきたり・・・モップを用意してふいたり・・・結構たいへん。
それが、まったくないのです!壁も天井も、きれい。水道水に含まれる成分がだんだんこびりついてくると思われるものは別ですが。

 最近これもふと気づくと、風呂の天井の一部がうっすら黒い・・・これって、カビなのでは。でも、見られるのは、外に向けた小窓の近くなのです。普通ならもっともカビの生えにくい場所、空気の動きがあるのですから。ローズマリーから立ち上る成分が、ここにはあまり届かないということなのでは。
 誰からも聞いたことなかったローズマリーの用途、「ハーブの力」でしょうか。
この成分は何なのか。ちょっと知りたいですね。
やたらカビ取り剤を使ったりするより、簡単で楽で、健康への心配少ないのでは、などと思っています。
家事を楽にする方法、いろいろあるでしょうが、管理が楽でお金のかからない方法、発見でした。 
 それなら冷蔵庫にも、洗濯機の中にも、部屋の中にも…と思うのですが、ちょくちょく取り換えなんてできそうにない。枯れてくると細かな葉がぽろぽろ落ちる、など、それなり手間がかかる。一応、ちょっとやってみていますが。
                          
                           部屋の中に置いてみました。
洗濯機の中には、玉ねぎのはいっていた                         
袋に入れて
 冷蔵庫の中には、もう少しこぎれいな白いネットの袋に入れました。
どうかカビを予防してくれますように。

自然の物を利用するって、何だか気分がいいですね。
蚊除けの草というのを以前種苗会社のカタログで見たことがありましたが、このごろホームセンターで鉢植えで売っています。それほど効果はないと聞いたこともあって、また、あまりきれいとは言えない姿なので、買おうとは思わないでいるのですが。アフリカや東南アジアなどの蚊の多そうな地域では、蚊除けは命にかかわる大切なこと。マラリアなど、蚊が媒介する危険な病気がありますから。日本で使っていた蚊帳が、大きな役割を果たすといいます。援助物資にもあります。蚊帳…若者は知らないのだろうな。子供の頃私は蚊帳に入って寝ました。田んぼのまわりにいたホタルを捕まえて中に入れた幼いころの記憶があります。網戸が普及したのはいつ頃だったろうか・・・・今では、部屋の中に1匹蚊がいても、落ち着いていられない。お蚕を飼う家では、お蚕のいる間は蚊取り線香も使えない・・・蚊には悩まされたはずなのだけれど、どうだったっけ・・・
蚊取り線香の原料の除虫菊の写真を父に見せてもらって話を聞いた記憶があります。瀬戸内海の地域でよくつくられていたのじゃなかったかなあ。
テレビ番組「チコちゃんに叱られる」で、蚊取り線香誕生の話をやっていました。あのぐるぐる巻いた形を考え出すのも、それなりのエピソードがありました。 
そうか、江戸時代などには蚊取り線香もなかったとしたら、蚊には悩まされたろうな、夏はどうしていたのかな、などと思ってしまう。

古来より人々は植物の中に薬効を見出し、利用してきました。薬草園は貴重な場所でした。
漢方薬は有名ですが、途上国と言われる多くの国にも多種の薬成分を持つ植物が見つかっています。現地の人が利用していたのを見つけた先進国の人が勝手に持ち出して利用したり、近年になってそんなことが問題になる話を聞いたことがあります。貴重な薬草はその国の財産のはずだから。こうした事も私たちはきちんとしないといけないでしょう。植民地時代ではないのですから。
 
野生動植物は長い歴史の中を生き抜いてきた貴重なものです。失ったら、ひとつの宝物がなくなることになります。生息域を残して、人と一緒に生きていくようにできないものでしょうか。


         

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