久しぶりに、地質紹介
下に見える大きな岩は何でしょう?
少し近づいてみます ⇓
⇓ さらに近づくと
円筒状のものが、ゴロンと
積み重なっているように見えます。
この円筒を「枕みたい」と思った人もいたようです。
日本人なら、「たわら」と言いたいところですが、若者は俵を見たことがなくて、ピンとこないかも。
ウィンナーソーセージと呼ぶのが、いちばんわかりやすい?
⇓こちらは断面のようす
~~~~~ ちょっと解説すると ~~~~~
- 断面は楕円っぽい形。
こういうのを「枕状溶岩」と呼びます。
溶岩が水中に流れたとき、こういったチューブ状の形ができます。
積み重なるから、少しつぶれた形になります。縁は急に冷やされるのでガラスっぽくなり、内部にはガスが抜けた後の小さな穴なども見つかります。
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この岩は、河原に転がっていた大きな転石です。
下仁田町の、誰もが簡単に見にいける場所にあります。それなのに、今まで気がつかなかった・・・・私だけでなく、他の人も。人って、案外、ちゃんとものを見ていなのかもしれません。
反省です。
どこにあるか、探してみませんか。
気軽にどこにでもある、というモノではないですから、大切にしましょうね。
ましてや、ハンマーで割ったりなどは、もってのほか。
何と言っても、この「形」が見どころですから。
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いつまで続く梅雨空…昨年の今頃は、暑さで参っていたのですが。
うっとうしい曇天に、ユリの花が庭をパッと明るくしてくれています。
八重咲種の白い花で、
「私は一重咲きの清楚な花の方がいい」
などと昨年は言っていたのですが、今年はこの花が、明るくていい!
昔からある花も、 庭をちょっと明るくしてくれます |
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この季節には、モリアオガエルの産卵があります。命の輝きを感じます。
産卵は夜、でも、曇天の日に見たこともあります。
丸い泡の中に卵がたくさん入っています。
数日前に大雨が降ったとかで、その前に生まれた卵は、しぼんでいました(左の写真)。こんなの初めて見ました。相当の大雨だったのでしょう。
そうそう、トンボの羽化も見ました。
トンボの名前がわかるといいのですが・・
残念。
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梅雨時には白い花が目立ちます。梅雨のころの花は終わっていますが、少し紹介。
クリの花 |
遠くにぼーっと見えている白いもの、 クリの花
平地ではもうとっくに花は終わっていますが。
北上山地のほぼ中央部の川井村で養蜂家のお話を聞いた澤口たまみさんの本に素敵な言葉が載っていました。ちょっと抜き書きさせていただきます。
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「このあたりではね、クリの花が咲くことを『天縄てんな がかかる』というんですよ」
私が大峠さんの家を訪ねたのは、6月半ばのことである。そしてその頃を過ぎると、クリの木はいっぱいに紐のような形の花をつけ、雑木林はどこも、遠目にまるでクリの花の房飾りをまとったようになるのだ。
縄文の昔から、食用として大切にされてきたクリ。何千回となく繰り返された季節の巡りの中で、クリの花は秋の豊かな実りを、山の民に約束してきたのである。
それをたとえて「天の縄」とは・・・・。
自然の恵みに対する、人々のつつましい感謝の祈りが感じられれる。そしてこの祈りこそ、私たち現代人が失いつつある、最も大きなものではないだろうか。 中略
私の目には、夕暮れの空から青白く光る天の縄が下りてきて、北上山地の上にフワリとかかるのが見えた。
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そろそろ今年の長い梅雨も明けるでしょうか。
この白い花、あまり見かけないのですが、フジキでしょうか。いつかたしかめてみたい。
そして、梅雨定番のアジサイ。山に咲くエゾアジサイとコアジサイ。
右写真の白いのは葉っぱ。この時期だけ白くなる。
猫を酔わせるマタタビです。
目立って昆虫を呼び寄せるため。
花の花粉を運んでもらう手助けをしている。
あちこちで見かけます。近づいてみると、ちゃんときれいな白い花もありますよ。
もうじき梅雨明け。真夏の花が咲きだしますね。
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