2019年8月19日月曜日

博物館も夏にはいろいろな企画 

鳥の埴輪
写真がよくないですが、
実物はキリリとして素敵でした
夏休みも終わりに近づきました
今頃そんなこと言って、何やってるのといわれそうですが、夏休みには博物館も美術館も、その他の場所も、いろいろ企画を立てます。展示も特別展等、あれこれあるのです。
近所にあるものでも、案外知らなかったりしますよね。

私の家は、群馬の森(高崎市綿貫町)からそれほど遠くない場所。そこには県立歴史博物館と県立近代美術館があります。とはいえ、それほどでかけてはいないのですが。
 歴史博物館は、少し前、すっかり模様替えして、今は古墳や埴輪が大きく扱われています。群馬県としても、最近、古墳などを大きく宣伝しています。

今月で終わりになりますが、歴史博物館では
「集まれ!ぐんまのはにわたち 日本一の埴輪県」  
という展示を行っています。
そういえば,はにわの人気投票も行っていたなあ。
        
 

      右下の笑う表情の埴輪が、人気投票第1位。笑顔はみんな大好きなんですね。
                           




「群馬 」というのは、昔、馬がたくさんいたから??  誰もが思う疑問ですが、埴輪にも馬がたくさんいます。
かわいい表情のものも。下のように、破片から再現したものは、「よくまあ」、と思ってしまいます。恐竜など,歯1つからも復元するのですから、それを思えば、できるものなのですね。











ちなみに、上は私の住む町玉村町から出土の馬の埴輪。大きいことで知られています。

県内各市町村別に埴輪が紹介されているコーナーもあります。
自分の住む場所の近くに、こんなのがあったのかななどと知ると、なんだかうれしくなるものです。
東日本初公開、というものもありました。



常設展にも多くの埴輪が展示されています。
どんな人たちが住んでいて、どんな生活を送って、どんなことを考えていたのかと、ふっと思ってしまいます。
常設展示 埴輪がいっぱい

子どものころ、古墳は普通にどこにでもあるものと思っていました。
じつは古墳は近畿圏と北関東に多く、2つの大きな文化圏なのだと聞いて、びっくりしたものです。
耕地整理の折、撤去前に古墳を発掘していた時、三角縁神獣鏡が見つかり、大変貴重な鏡ということで、発掘現場も鏡も見に行ったこともありました。
小学校をあたらしく建てる時、予定地から大きな古墳がでてきて、朝鮮半島とのつながりをしめす刀の柄やら冠が出土したりと、考えててみれば、こうしたものが身近にありました。近畿圏と結ぶ、まるで現在の主要道のような広くまっすぐな道、東山道が出てきたり。浅間山方向に向けて、まっすぐ伸びていました。
 「東国文化」という言葉を、最近あちこちで目にするようになり、群馬の昔にもちょっと心を寄せたくなります。何しろ私たちのご先祖様の話ですから。

個人の思い出を書かれても、迷惑かもしれませんね。でも、地元のことを知るって、結構楽しいものです。
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富岡にある県立自然史博物館では、「同居いきもの図鑑」という企画展をやっています。
何のことかわかりますか?
私が子供のころ、養蚕農家だった藁ぶきの家の天井裏では、ネズミがゴソゴソしていて、時たま猫がとってきて、見せびらかしに来ました。
当時はまだほんの時折ですが時折ノミがでてきて、捕まえてつぶして退治したものです。年末の大掃除の折には、畳の下にDDTをまいたり。これは人にも良くない薬剤とわかって世界中で使用禁止に。その後も同じようなことが繰り返されています。農薬等の薬剤の使用で問題になるとき、DDTを思い出したりしています。
ハエもたくさんいました。今なら、ゴキブリが思い浮かぶでしょうか。
こんな身近なものも展示になるんですね。「へえ~」かもしれませんよ。

 チョウやカブトムシでも触れない子供がいるという昨今、子どもたちがどう思って見るのか、ちょっと想像がつきません。ペットのネコ・犬以外、他の生きものがいなくなった空間が心地よいとしか思わないのも問題でしょう。
  
  
こんなふうに、各場所で、様々な努力の結晶が見られるわけで、たまには訪ねてみるのもいいものと思います。
今回紹介したものは、既に終了間近なのですが。




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