2017年5月8日月曜日

5月の風の中で見つかるものは何?絵手紙で見よう

こいのぼりを見ましたか?

 5月5日のこどもの日に近所のサイクリングロードを走っていた時のこと、
ふっと気づいたことがありました。
   「鯉のぼりがない。ひとつも!」
ここは都会の街中ではありません。田んぼがけっこう広がる地域なのに、です。
夜のニュースで伝えていました。鯉のぼりは減少し、武者人形が増えている、と。
一方で、寄贈されたどっさりの鯉のぼりが川に渡されたロープに泳ぐ姿は、例年映し出されています。
 そうだよね、ポールを建てるのは大変だし、上げたり降ろしたりも大変だし、しまうのも面倒くさいし・・・都会ではあんな大きいもの、あげる場所もないし。
 でも、青空にはためく鯉のぼりは、なんともいいなあ。武者人形よりいい!

  

5月5日はとっくに過ぎた今頃になって、そういえば、鯉のぼりの絵をいただいていたなあ、と。ふっと、遅ればせながら、紹介しようかと。時期を逸していますね・・
カラーのすてきなこいのぼりの絵もあったはずなのですが・・
せめて、柏餅を。
    (絵はすべて小林生子さん)

 そういえば母の日も5月。
左の絵の植物は、ハハコグサ。
春の七草のゴギョウは、この植物とのことです。食べたことないなあ。似たものに、チチコグサというのもあれば、外来種もあります。

 利根川べりはアカシア(ニセアカシア)の甘い香りでいっぱい、白い花房でいっぱい。ふっと心が和みます。
世界中どこでも、この花の咲く頃がいちばんいい季節、と聞いたことがあります。本当にそうだなあ。
 でも実は、この「世界中」というところがくせ者。
川辺の土手のアカシア
もともとは北アメリカ原産で、世界中に進出。生態系を乱す侵略者として問題視されています。川沿いなんて、この木の天下になっている。根からいくらでも芽を出し、お日様が当たりじめじめしていない所ならどこでも育つ。荒れ地に最初に進出しヤブのように育つパイオニアツリー。一度入り込むと絶滅困難。他のものを追い出して、1強といったおもむき・・
甘い香りのこの花は、はちみつの蜜源として利用されてもいるんですけどね・・

近所でも、時々ミツバチの巣箱を見かけます。
世の中なかなかうまくいかないなあ・・・
 花は天ぷらとかで食べられます。幹、葉には毒があるので、口にしないこと。

桐の花も咲いていますよ。
道端ばたの草花も。









近所の畑にもカモミールがたくさんはえています。先日、トラクターで耕されてしまった場所もあれば、きれいに畝に植えられている場所もあります。
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新緑と明るい日差しに、何でも緑に染まりそう・・・
利根川の流れ
この付近では、狭かった利根川は、
カーブしたとたん、
急に広々とした流れになります

利根川の水の色、緑に見えます
まわりの新緑に染まった?
でも、違う 


利根川 水はすごく緑に見える
でも、冬は水色なんですよね
同じ日の利根川でも、角度が変わると
水の色が違ってきました
子供のころ、春の川の絵を描いていて、水の色を塗る時、「水なのに水色じゃない、緑・・・どうして??」などと思ったことを思い出しました。
今なら、インターネットで検索して、すぐにわかるのかも。同じ疑問を持つ人は多いようで、質問があふれていました。
回答としては「光の透過と散乱の関係から」。なんだか難しいですね。でも、「植物プランクトンの発生による」とだけ回答している人もいました。これはちょっと問題。ネット情報には要注意です。

確かに、富栄養の池、水のどんよりのたまったダムなどでは、植物プランクトンの大発生で緑になることもある。建設中の八ッ場ダムでも、将来像として、少し不気味な色に染まったダム湖の姿が描かれていました。
それにしても、春の川はとりわけ緑色。
やっぱり、「どうしてかな?」


 また、5月にはカザグルマの花も咲きだします。日本的な美しさをたたえながら豪華な花で、西欧のプラントハンターたちを夢中にさせた花です。盗掘の絶えないという花でもあります。
これをもとに品種改良してつくられたのが、今花盛りのクレマチスです。
八ッ場ダム水没予定地に自生地があります。現在は工事中立ち入り禁止で入ることはできません。とにかく、失われるのはもったいなくて、もったいなくて・・・残念としか言いようがない・・・
移植予定とのことですが、果たしてうまくいくのか、祈るばかりです。




 
5月も素敵な月ですね。

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