安倍首相が、日時を区切ってまで改憲を述べている。
憲法70歳、70年間一度として戦争しなかった稀有な国、これを守りたい。
日本は明治からあと、10年に一度、戦争を繰り返してきた国です。この違いは大きい。
群馬音楽センター 戦後すぐに活動を始めた群馬交響楽団は、映画「ここに泉あり」 で知られることになりました。群馬では群響と学校は深い関係が あり、私も、楽器をトラックに積み込み持参して学校に来てくれる 移動音楽教室で、生の音楽を聴いてきた一人です。感謝です。 楽器も初めて見たような頃でした。 |
今年は33回目、息の長さに感銘を覚えます。弁護士さんが中心になって、仕事の報酬の一部のお金を積み立て開催していると聞いたことがあります。
普天間かおりさんのすてきな歌と、一橋大学名誉教授・九条の会事務局の渡辺治氏の講演でした。参加者1900名。
安倍首相は、自分のことを「立法府の長」と言い間違うという人。もっとも、それが本心なのでしょう。何でも閣議決定で進めようとしますから。国会軽視も甚だしく、意にそわない裁判官はすげかえていく・・とても三権分立とは思えない今の状況には、背筋の寒さを覚えます。
渡辺氏は70歳、憲法と同じ年ですよと、そして、張りのある声で語ります。どうしてこんなに元気なのと思うくらいみんなを元気づけてくれます。最大発行部数を誇る読売新聞をはじめとして、マスコミが安倍内閣主張の広報の場と化しているような現状にも、負けない姿。
今は改憲の第3の波、第1は戦後すぐから。第2は1990年代。そして今が第3の波。今は誰よりも改憲の熱意を持った首相かもしれませんが。
そんな資料を、末尾に載せてみます。
ところで、私の父は最も戦死者の多かった世代でした、同級生男子の半分は戦死したと言っていました。玉村町9条の会が戦没者のお墓を調べたことがありました。その墓碑にはニューギニア、レイテ、ルソン、硫黄島、ボルネオ、パラオ、ラバウル、フィリピン、ペリュリュー・・・といった、聞いたことのある名前が並んでいました。玉村は当時人口1万5千人くらいの町だったでしょうか、そこでの戦死者で、わかったのが581名。ニューギニア、フィリピン、南洋群島(こういった呼び名でいいのかな?)が多く見られます。高崎には高崎15連隊があり、その後結成の歩兵115連隊、238連隊といった連隊は、南方戦線に送られたとのことです。
私の父は、財力のあった親戚の援助で遠方にある農業関連の上級学校に進学させてもらっていました(当時は親戚で助け合うといったことも多かったのでしょう)。ですが、入学後よくわからない病気になり・・・当時は結核など,死の病ですよね。すると、「死んでしまうようなものにお金を出しても無駄だ」と援助打ち切り。休学して働いてお金をためて、学年も下の学年に入り・・・苦労したわけです。ですが、学年が一つ下がったことで、徴兵後も外地へ行かずに済んだようなのです。実際の戦闘にも加わらずに終えることができました。不幸と思った病気が、命拾いとなったのかもしれません。人生、何が福(”福”というの変ですが・・)になるか、わからない、という感じです。ほんのちょっとしたことで、人生変わることもあると・・ちなみに、その上級学校の同級生たちは、足腰が立たなくなるまで、同窓会を開いては集まっていました。
叔父でニューギニアから帰ってきた人がいました。骸骨のようで、家族は「生き延びられないのでは」と思たそうです。すぐ近所でよく遊びに行っていた家なのですが、その叔父は、戦争当時のことは一切話さないまま、すべてお墓に持っていきました。今、高齢の元兵士で、戦地での経験を語る方々がいますが、それがどんなに勇気のいることか、と、思わずにいられません。頭が下がります。
ところでその弟は、南方の島に駐留したのですが、一切戦闘はなく、「ナスもなんでも、植えておけばすぐ大きくなってさ」などと、よく話していたものです。それなりの階級についていたので、戦後、公職追放で、そういった職業にはつくことはできませんでした。
父や母の兄弟には、幸いなことに戦死者はありませんでした。ですが、憲法9条が話題になるたびに、思い起こさずにはいられません。憲法は単なる「言葉」ではないと、若い人たちにもわかってほしいと思わずにいられません。
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~ いただいた資料から ~
1時間半かけて話されたことなので、ちょっと見てもなかなかわからないかもしれませんが
アンケートって、聞き方で結果が左右されたりするものなんですよね でも、これ、2004年から変わってきているのを感じます。 渡辺さんは、こうしてみんなを元気づけてくれています。 読売新聞より 以下は、ちょっと読みにくいなあ、工夫すれば、もう少し読みやすくなるかな・・・ 工夫してませんけど、一応、載せましょう |
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