カラカラに乾いていて、雨が恋しかった。昨日は久々の雨でした。。
梅雨入りだそうです。雨も、そのうち、うっとうしい雨と感じるようになるのでしょう。
ふと気づくと、自然は移り変わっているけれど、紹介を怠っていました。
いつの間にか半月もたっていました。
梅雨時らしく、まずはカエルの写真から みなかみ町にて
卵でおなかがパンパンに膨らんだ モリアオガエルです。
こんなの初めてみました!
産卵はこれからシーズンを迎えます。(少々ピンボケだったのが残念でした)
周囲ではころころと盛んにカエルの鳴き声がしています。
その声がモリアオガエルだと、ずっと思っていました。ところが、それはなんと、シュレーゲルアオガエルの声なのだと。
モリアオガエルは昼間はあまり鳴かないのだそうです。声も低い。シュレーゲルアオガエルの方が声が高いとは聞いていましたが、あまり区別できないなあ、と感じながら、そのまま。今どき、調べるつもりなら、パソコン開けば鳴き声だって探せるのに。やればできるのと、やるということの間には、大きな落差があるものです。
目立つ声の主はシュレーゲルアオガエルとか。
木の上の泡 モリアオガエルの卵が入っています |
木の上に、卵を産む
モリアオガエル、
見るだけでも面白いです。
聞きなれない名前のシュレーゲルアオガエルは、見かけはモリアオガエルと同じような感じで、以前教わったはずなのに…。違いは何かと、ネット上には解説があちこちにありますが、読んだだけでは頭に入らないし、忘れてしまうものです。
ここにはどちらもいるのだから、すぐに覚えられそうですが、そうならないのです・・・まず第一に、声はすれども姿は見えず。次に、「目(虹彩)の色が違う・・・赤みがかるのがモリアオ…これ、赤みがかってる?そうでもない?・・個体差もある、地域差もあるんだって」などなど。
生の自然は面白い。簡単なことでも、まごつくもの。
写真で見たり、解説を読んだりしただけで、何でもわかったつもりにならず、わが目で見てみようよ。
森の中には 透明感のある純白のギンリョウソウがひっそりと頭をのぞかせていました。
ユウレイタケともよばれるとか。梅雨時に似合いそうな雰囲気です。
葉緑体がなく、キノコみたいな生活をしているけれど、キノコじゃない。それどころか、
キノコのような菌類を利用して栄養を得ているとか。
少し前までイチヤクソウ科に分類されていたけれど、今はツツジ科とか。
DNAによる分類から、こう変わりました。
科学の世界も、いろいろ変わってきます。
複雑ですね。
葉っぱの上にちょこんと載っているものは
これ、花です。
植物の名前は ハナイカダ
漢字で書けば 花筏
何ともすてきな名前です。やがて葉っぱの真ん中には、黒い大きな実が見られるのです。
アワフキムシ |
これが泡を作り出すのだそうです。
アワフキムシはセミの親戚だといいますが、こうしてみると、なんとなく納得してきます。小さいですが。
エゴ |
オオバアサガラ |
エゴはビッシリと咲き、オオバアサガラは花穂をたくさん下げていました。
ハクウンボクも咲いていましたが、写真を撮るチャンスがありませんでした。残念。
これらはみんな、みなかみ町の里山でした。
ところで、6月に入ると、ビワが色づき、ラッキョウをつけたり、梅ジュースやら梅ジャムをつくったりと、この時期ならではの仕事があります。やらなくてもいいのでしょうが、でも、つい・・・子供のころは、畑にはラッキョウが、庭の隅には梅があったものです。ビワは、庭の木からとって食べるものでした。お店で買うものではありませんでした。
子供のころの体験って、根強く残るものなのかも。。。もっとも、梅干しをつける代わりに、梅ジュース・梅サワーになったりしてますけど(梅に砂糖・酢を加える梅サワーは、そのまま保存できて、すし酢や酢の物にも使えて、お気に入りになっています。水で薄めて、ちょっとしたハイキングなどに持って行ったりもします)。
道の駅の棚に、小さな玉ねぎの袋詰めが売っていました。この時期、新玉ねぎもおいしいものの一つです。薄切りしておかかと醤油をかけるだけで、もうそれだけで最高。
丸ままでスープにでも入れようかと思って買ったら、「ラッキョウ酢につけたらいいよ]と。小さいものを選んでさっと浅漬けに
これがおいしい!!
残りも全部漬けちゃいました。そこらにある香草などを入れて。庭先にもあれこれはえている。
ゲッケイジュの葉、サンショの粒、鷹の爪、
ディル(セリ科の植物) ローズマリー
ラッキョウ酢は少々甘すぎるからと、酢、水、砂糖のピクルスもでいいですね。今は何でもラッキョウ酢につけるといいますが、最近はもう少し甘味控えめのものも売っているようです。
ところで、小玉ねぎとはいえ少し大きめのものは,中までつけ汁がしみ込むのに時間がかかり、ちょっと味が・・・切った方がよかった。ちょっとしたことが出来栄えに響くものです。
ディルはいくらでもはえてくる丈夫な草。細い葉っぱもいいですが、今は花も咲いています。
朱色のザクロの花、もう終わりかけですね。パッと明るく目立っていますが、ザクロって、今、子供たちは知らないのではないかな。
ディルの花 |
ザクロの花 |
隣近所も里山も、それぞれに季節を伝えてくれています。
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