2018年3月14日水曜日

春 サクラ カザグルマ


 

春が来た!!  と、言いたくなる陽気
      明るい陽ざしを見ただけでも、うれしくなる

 一方、世の中では、「決裁文書の改ざん」「書き換え」・・新聞社・放送局によって、「改ざん」か「書き換え」か、表現は違いますが、とにかく、民主主義の根本の危機ともいえることだと、のんきな庶民にも、だんだん理解できてきます。
 「働き方改革なんて言って法律を通そうとした時だって、でたらめデータでずっとやってきていた。きっと、他にもいろいろウソやってるに違いないよね。私たち、なめられてる。」こんな会話も出てきます。

 こんな中
サクラの新種が発見された!!。うれしいはなし。
 日本人が大好きなサクラ、みんなが見ている・調べている”サクラ”に、新種発見…
 にわかには信じられない。
  まだまだわからないことが、世の中にはいっぱいあるんだ、と、うれしくもなる。
日本の桜の野生種は9種類だったと聞いて、慌ててネットで調べた方もいらっしゃるでしょう。昔調べたはずの私も。
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 ヤマザクラ・オオヤマザクラ・オオシマザクラ・カスミザクラ・エドヒガン・
 マメザクラ・タカネザクラチョウジザクラミヤマザクラ

 (色違いのは、群馬で目にした野生の桜です。カスミザクラ・チョウジザクラは里山で、ミヤマザクラは山、タカネザクラは赤城山の上でも見たなあ。)
これらの花が開いたら、写真載せましょう。
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「ソメイヨシノがない」「川津桜もない」「八重桜は?」「サクラなんて何種類もあるんじゃないの」などと、いろんなことを思った人もいるのではないでしょうか。
園芸種、突然変異種、原種…いろいろな言葉の意味を知る必要がありそうです。

 3月13日の川津桜です。”いせさき市民のもり”のさくらです。2005年に植えたと書かれてありました。ソメイヨシノ以外の桜もあちこち植えられるようになってきました。川津桜は人気種のようです。
この日は暖かくて穏やかで、たくさんの人がお弁当をもってきていました。この日の気温、なんと24.9℃。全国一の気温でした。

サクラの種類なんて、数限りなくありそうだし、野生種との違いって何なの?と思った人もいるでしょう。園芸種はたくさんあります。これを機会に、桜のこと、勉強してみてもいいかも。
穂状の花でサクラの名の付く、ウワミズザクラ、イヌザクラは、この分類には入らないのですね。 種類がいっぱいあって見分けられないからとよく見てこなかったサクラ、これを機会に、少し注意して眺めてみようかな。

 上野三碑で有名になった山名丘陵には、自然歩道が整備されていて、4月半ばころはサクラでおおわれます。葉っぱと花が一緒に見られる桜で、「ヤマザクラ」とみんな呼びますが、カスミザクラだと思います。これはケヤマザクラとも呼ばれ、花に「毛」が見られます。
 気に入った散歩道で我が家から近いこともあり、20年以上も前から、サクラの季節にはなるべく散策に行くようにしていました。
 大きな観音様のある高崎の観音山周辺も、素敵です。
    これからの季節、里山は生き物と花に溢れますよ。
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私の住む付近にいるけもの、前回あげましたが、忘れていたものがありました。
今、どんどん増えているものがいますね。
 12月末、我が家の入り口近くにハクビシンが倒れていました。交通事故死です。
 1月には立て続けに、道端のハクビシンの死体を2匹見ました。そのあとにもあったけど、いつだったかな。そして今日も。みんな、道路わきで交通事故で。
ハクビシン、すごく増えているのでしょうか。
顔の白い筋が特徴的



しっかりした足、指。屋根裏に住みついたりするとか。
近所のブドウ畑、網でしっかり囲っています。
ハクビシン対策?
木に登るので、果物など食べてしまうとか。


他にも、もっと茶色の生き物が交通事故死していたときも、あったなあ。あとで写真探してみよう。

もう一度川原の足跡を見れば・・・
偶蹄類だよね・・シカはいないし・・・イノシシ?
点々と歩いた跡が、見られます
 


ハクビシンもいるかな・・・
 

ちゃんと足跡の主の名前がわからないので、サマにならないのですが・・



JR高崎線新町駅からそれほど遠くない岩倉橋のある川原です。ここ烏川の川原では、にぎやかだったハクチョウたちはすっかり姿を消しました。
また来年、来てね。  
今は水鳥たちの数も減って、静かな場所になりました。


少し前まで、この場所は、こんな感じで
白鳥が群れていました。
北国へ旅立った白鳥たち、無事に到着してね
春がやってきました。

ハクモクレンのつぼみが膨らんでいます。
先っぽが北を向いています。北の方向を示すから、方向を知らせるコンパスプラントです。

この姿はわずかの間です。ごらんになってみませんか。



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3月11日は 東北の大震災のあった日。その後の原発事故災害も。
毎年、この日の前後、全国で反原発集会が開かれています。高崎でも。
 今年も高崎市役所前の公園で開催です。
少し遅くなりましたがちょっと報告。
写真を撮り忘れたのでどうしようかと思ったのですが、数枚の写真があるので紹介。

広場ではコンサートなども開かれます。
作業中です。写真をたくさんぶら下げて、
解説の印刷物を置き、
長野原町産の豆なども売りました。
たくさんのブースでは、食べ物等売ったりもしています。家族連れも来ています。
 日差しがあって、よかった。
まだ寒いことも多いこの時期、震災で亡くなった方の中には、きっと、津波では生き延びたのに、その後の寒さの中で低体温症で命を落とした方もいらしたでしょう・・まだ雪もある寒い東北の地です。

何か起これば、関係者に「死を覚悟して対処」させる原発、作業員に被ばくの危険を強いる原発は、それだけでも非人間的だと私は思う。しかも、出したゴミは、処分の仕方もわからず、そんなものを将来の人に押し付けるのだから。昔、日本では「立つ鳥跡を濁さず」と言っていたはずなのに。

 八ッ場あしたの会”でもテント一つに写真など展示。会場の準備中の写真しかないので残念です。写真をたくさんぶら下げました。美しい花々、里山の風景など、皆さん眺めていました。ダムに沈む川原湯温泉に何度も行かれたという人、早春の花々をいとおしそうに眺める人、水利権の問題を気にされる人など、様々な関心が寄せられていました。

 「もうダムができるのに、どうしてまだこんなことやってるの?」と思う人もいるでしょう。でも、これからも何が起こるかわからない場所… 
 今、ダムは華やかに宣伝されています。「素晴らしい技術の建設工事、見られるのは今だけ。すばらしい光景」「ダムカードを集めよう」「おいしいダムカレー」等々。見学会も盛んに開かれ、多くの人がやってきています。夜もこうこうと明かりに照らされ、工事が続く…ここでも、うまいことやって、大規模工事で儲けることだけ考えて来た人たちがたくさんいたのでしょう。

・水没住民の3/4は、すでにこの地を去っていること、ご存知でしょうか。お金をかけてつくられた学校に通う生徒はほんのわずか。(最大の集落だった川原湯地区では・・もともとは201世帯が住んでいたのに、代替地に移っているのは31世帯・・・・昨年3月末の資料です)
・30m、50mといった厚い盛り土の上に作られた代替地。ダムに水が入った時、地すべりの恐れは無いの? 地滑り対策をする地区は、一度決められて予算までついていたのに、削減された。
・代替地は買う人が少なく、土地が余っている・・土地代で造成費用を賄おうとしたものの、土地代金はこの地域としては高額・・・
・代替地には鉄鉱スラグという廃棄物、それも有毒物質が入り、膨張もするスラグが見つかっている・・・だいじょうぶなのか。
・付け替え国道わきでは斜面が赤茶けて、道路の縁石は傾き…熱水変質帯だという・・ここでは地滑りが起きているという、国交省は認めないけれど・・・ずっと修理し続けるのでは。草津へ向かう主要道路は建設も膨大な金額がかかったけれど、これからも金食い虫・・・
・温泉は今まで自然に湧き、自然に流れ下る温泉水を使っていたのに、今はポンプでくみ上げ、パイプで運ぶ…この管理費用は高額になる・・・地元にとって、大変な負担だろう・・・
・「今しか見られない工事現場、見どころいっぱい」とダム工事現場を宣伝するが、水没地域の遺跡発掘現場でも、「今しか見られない」。この地域は縄文遺跡が多く、ここでもたくさん見つかるし、天明の噴火で埋まった江戸時代の集落もそのまま埋もれて見つかる。まさに、今しか見られない。でも、見せていませんよね・・・

 ちょっだけ考えても、いくつもの項目が思い浮かぶ・・・・こうしたことを、今後も見つめる必要があります。
 自分には関係ないと思われるでしょうか。でも、地下水で賄っていた水道水に、利根川の河川水をお金を払って使うということだって起きてくるわけ。
 あまりにいろいろあって、よくわからなくなってきます・・・・
  
 面白くないことばかりずらずら書き連ねました。
八ッ場ダムの建設現場のすぐ近くの水没地には、カザグルマという、クレマチスの原種の大きな群落がありました。貴重な植物です。絶滅危惧種等は移植するということですから、どこかに運んでいるのでしょうが、はて、どうなるでしょうか。できるだけたくさん移植できたのでしょうか。生き延びてくれるのでしょうか。


この地域はカザグルマに向いた土地のようです。
カモシカたちもすみかを追われます
「カザグルマの里」としてたくさん育て、広く知られるようなことができたら…などと思ったり。でも、無理でしょうね。やる人、マンパワーだって必要なのですから。
 
かつて自生地で撮った写真、載せますね。
いくつもの種類の花が見られたといいます。
4月から5月に咲く花です。
園芸にとっては、原種は本当に貴重なものです。この花は、クレマチの原種として重要視される貴重なものです。生き残ってほしいです。



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